今回の法語である。


『 あらゆる壁は 扉になる。 』


 (英語) Every wall will be a door.




「 現実という壁の前に立ったとき、
  いたずらに壁の厚さを測ることがないだろうか。
  とにかく壁に体当たりしてみることだ。
  銅鉄と思っていた壁が、実はボール紙であるかもしれない。
  たとえ銅鉄であっても、ダイナマイトで爆破すればよい。
  それが創造的姿勢というものだ。
                     ダイエー創業者・中内功   」


「 君が当たっている大きな壁は…
  重いけど扉なのかもしれないよ…
     佐藤秀峰、「ブラックジャックによろしく」より  」


「 あの壁を見てみろよ。
  刑務所の壁はおかしなものだ。
  最初はそれを憎み、次にそれに馴れてゆく。
  時間が経つにつれ、
それに依存するようになってしまうんだ。
                  映画「ショーシャンクの空に」より  」


「 幸せの一つの扉が閉じると、別の扉が開く。

  しかし、私達は閉ざされた扉をいつまでも見ているために、
  せっかく開かれた扉の方が目に入らないのです。
                            ヘレン・ケラー   」    




「夢は叶う」とか、「念ずれば花開く」とか、「どんな壁も乗り越えられる」とか、

だいたい成功本などには共通して出てくるけど、

では具体的にどうすればいいのか。


それは、「壁の前で、ウロウロしろ」ではないだろうか?

立ちはだかっている壁の前で、真剣に悩み、真剣にいろいろ考え、

ああでもないこうでもない、と色々試していると、

あるとき突然、足元に穴があることに気づいたり、

いつの間にか壁の方から崩れていくものだ。


“なるようになる”では、何ともならないけど、

“何とかしよう”なら、何とでもなるものなのだ。