「父ちゃん(主人)一緒に見よう」


父ちゃんが亡くなってから…


それまではNHKの朝ドラ

慌ただしい朝の時間

父ちゃんも一緒に見てたドラマ

あ~でもない

こう~でもない

勝手に私たち批評してたね


私が朝弱くて

起きるの少し遅れたら

あわわ~ってなってた

「始まる~」と言う私に

父ちゃんはテレビのスタンバイ


父ちゃんが恋しい飛び出すハート


今も朝ドラの時間までは

いそいそと慌ただしく済まし

「父ちゃん一緒に見よう」

そう言いながら見てる


これからも

ずーっと私が生きてる限りそうしたい

だって父ちゃんはそこら辺にいるよね!?

除け者けものにされるの嫌がってたし


一緒に見てるよね?


父ちゃんは本当は寂しがりやだったの?


置いてかれた私はめちゃくちゃ寂しいんだよ

寂しがりだって知ってるくせに置いてくなんて


こわいけど父ちゃんと一緒に逝きたかった


父ちゃん~


そうだ

「父ちゃん~」何度でも呼ぶから

「なんよ~?」と返事して


うるさがられてた私

これからも

「一緒に見よう」

「父ちゃん~」

叫ぶよダッシュ


逢いたいな悲しい