最後に観たのは何十年前かな?

二十歳頃には寺山修司、唐十郎と本を読んだり芝居へ出かけていましたが

本当に長い間行けなかった。

 

GW中に花園神社での紅テント、唐組の「泥人魚」を観に

娘を連れて行きました。

当時は状況劇場って呼んでましたが?

 

こういう芝居を観る機会ってこれからもっと無くなるのでは?

そう思って5月5日のチケットを

それが…前日に、唐十郎さんが逝去されてしまって

残念でなりません。

 

新宿の花園神社、この境内に紅テントがスター

まず、参拝をして御朱印を頂きました。

 

 

それから受付へ、チケットを整理券と引き換えます。

そうなんです。指定券はありません。

座敷ですので~

そこで娘が困惑・・・19時から開演で

18時20分には整理券の番号通りに並びます。

 

 

なので、早い時間に整理券に引き換え、この辺りを散策し

無印でお茶をして、戻りました。

 

 

鳥居の下付近で、整理券順に呼ばれて並びます。

そして順番にテント内へ

役者の人が脚立に上って、通る声で番号を読み上げ

恐るべし、案内に従い靴袋のビニールを配布され順番に入場です。

 

もう、娘ちゃん笑目が点です。

凄い~凄い~行列がきれいに出来てくる。

指定席が決まっていて、そんな観劇しかしてこなかったので唖然ですガーン

 

 

それが、初日とあって、また、前日に唐さんがご逝去され

当日券?

最終的には通路まで、ゴザが敷かれ凄い~

足の具合があったので、立ち見で椅子を持参しました。

小さな折り畳みの椅子ですスター

 

座敷に座れない人は

前もって連絡しておけば、長椅子の様な?

椅子席を用意してくれますので、高齢の方も問題ないです。

 

私の場合、座りっぱなし、立ちっぱなしが問題なので

立ち見で疲れたら持参の椅子で座ってみましたが

娘ちゃん、この人の多さに後列にも関わらず

酸欠だとか人当たりしたとかで顔面蒼白ガーン

 

休憩時間に座って涼しい風に当たって、何が何でも最後まで観たいと!

復活させスター

 

あまり、予備知識を入れておかなかったので

びっくりし過ぎて、メンタルが狂った様子!

 

休憩中に、芝居の最中であっても手持ちのお茶を飲んだり、疲れたら座る

臨機応変に周りの人に不快な思いをさせなければ問題ないから

こうあるべきだ!の我慢はしないで対処しなと助言。

 

唯一、予備知識としての芝居の最後に舞台が吹っ飛ぶ

舞台壊しの様子を話しておいたので飛び出すハート

楽しみでしかない最後のシーン!

 

舞台の背景が無くなりました。

 

 

後ろ側から見るとこんな感じですが

芝居を観ていて、最後に背景が飛んで行ってしまい。

花園神社のお稲荷さんの鳥居と大きな木が絵になります。

その中に主人公が!これもまた演出の一つでしょうが様になる。

そして、現実の世界に引き戻される

なんとも言えない風景とその前に驚きです。

 

 

娘は完全にノックアウト!

 

芝居の最中にも風の音、救急車が通る音

生活音が聞こえながらそれもマッチしていて

テントの隙間から風が吹いてきたり

 

芝居の内容は16歳には難しいかもしれないけど

所々のワードが一つでも残れば良いかなと?

 

その後、考察を探していましたが(笑)

もう一度見たいって!

 

いろいろな意味でショックだった様子です。

 

頭で理解しなくて良いかな?感じ取ってください。

感覚で観て良いんじゃない?

 

背景には当時の社会問題だったり人としての在り方だったり

いろいろな事を突き付けられるけど、深い部分には触れられなくてもね!

 

次は・・・寺山さんの天井桟敷から万有引力へ、

こちらの劇団の「砂漠の動物園」を下北沢のスズナリで爆  笑

 

なかなか観る機会が持てないと思うのでチケットを取りました。

どちらも若い世代にも観てもらいたいなぁ~

 

スター唐さんのご冥福をお祈りいたします。スター