チューブを抜いて楽になり経過観察も丸一日が過ぎた翌日、37℃前後の微熱が続いており、一度は治った腹痛がいつの間にか戻っている事に気が付いた

原因は何だろうと思い起こしながら考えてみた

そして、入院時に抗生剤を点滴投与した後、従来の薬は痛み止めも含めて全て処方されていたのだが、抗生剤だけ出されていない事に気が付いて担当看護師に伝えた
処方されていたのは広範囲の菌に効果のあるセファレキシンという抗生剤だったのだが、感染症などの治療にも用いられるものだった

看護師の顔色が変わり、確認すると言って戻って行った

看護師が出し忘れていたとは思えなかったので、医師が処方をし忘れていたのだろうと考え、高熱が出たり大きな痛みが発症した訳ではないので、深刻にはならずに待っていた

暫くすると看護師が戻って来て
「今、大至急で薬局に薬を出してくれる様に頼んでいるので、すぐに飲んで貰って、今夜も23:00頃に飲んで頂けますか?」
と説明した

やっぱり医師のミスだったのだなと思いながら
「了解」と回答したのだが、話は複雑だった

よく思い返して考えてみると、入院したのが夜になっており、私が処方薬を持参しなかったので、看護師が内服していた処方薬のデータを調べて当直の医師に伝え、当直医はそのまま処方箋を出していたのだと推察される
しかし、ここでリストアップのミスがあった
抗生剤は点滴投与なので、敢えて外したのか?
単純に現行リストから見落としたのか?

どちらかは分からないが、内服薬のリストには記載すべきだっただろう

初日の夜は22:00頃に抗生剤を点滴投与していたので不要だったが、翌朝からは点滴投与しないのであれば内服薬で処方して出す必要があった

おそらく夜の点滴投与は当直医が決めたのだろうが、翌朝以降は主治医が判断する方が良いと考えて当直医は手を離したのだろう

主治医は抗生剤がリストアップされて出されていると考えるだろうから、点滴投与の必要はないと指示したのだろう

ここでの確認は夜勤から引き継いだ日勤の看護師が行ったのだろうが、主治医から内服薬を処方していると言われたのかもしれない

その後はスルーしたままで流れて行った

強いて言えば、処方薬のリストを再確認しなかった主治医の不注意なのだろうが、これを責めるのは酷だろう

何回かはチェックするチャンスはあったのだが、私は処方薬が12種もあり、リストには今は使用していない薬も記載されているのだから非常に煩雑である

夜になって看護師長が顔を出して
「調子はどうですか?不手際があった様で...」
と様子を見に来たが
「大丈夫ですよ」と答えると戻って行った

40時間ほど服用を飛ばしてしまった事になるが、幸いにも感染症にはならなかった

私自身、何故2日も気付かなかったのか不思議だが、看護師長は肝を冷やしただろうと考えると、気の毒な事をしてしまった