痛みの発生する患部は大きく分けて2つに分けられる
腫れて神経が圧迫される事で起こる深い場所の痛みと、腹に挿し込んだチューブの隙間から漏れ出て来る腸液がただれた皮膚を刺激する肌表面の痛みで、深層部と表層部の違いがある

前者はオピオイド系の薬が効果があるのだが、内服薬なので小腸で吸収されて血中濃度が上がるまでに1.5時間ほどを要すので遅れて効果が現れる
この時間に痛みが出た場合はレスキュー薬として顆粒状で舌下や口内粘膜からも吸収されて即効性のあるオピオイドを2.5mg内服する。


後者はフルルビプロフェン(ロキソプロフェンと同じ作用機序)の点滴が即効性があり、チューブの隙間から間欠的に漏れ出て来るアルカリ性の腸液がただれた皮膚を刺激する痛みに効果がある


この点滴型は痛みが続く場合は6時間おきに投与可能だが、基本は8時間おきの3回/日なので、6時間おきに3回投与すると、4回目までに6時間は待たなければならない。

この時間制限を受けずに一日一回で使用できるのがパッチ型で、患部の近くでなくても経皮吸収させる事で鎮痛効果を発揮する。

これらの鎮痛剤を駆使して、洗濯や掃除など家事を行い、分別ゴミを捨てに行ったり、飲み物を買いに行ったりしていれば、少しは体力の維持になるだろうし、痛みに耐えながらじっとしているよりは延命できるだろう。

こうして動く事によって、抗生剤の投与で下がってしまう自己免疫力も多少は高まり、悪化を防ぐ事ができると考えている。