今回の入院は、腹にチューブを突き刺して右下腹部に溜まった膿を出す事が目的だったが、IVR科がカテーテルを留置する為に、CTで画像を細かく切って撮影したところ、小腸に癒着している膿塊に微小な穴が空いている事が確認された。

そこから話が複雑になって行き、チューブを挿している挿入口から漏れ出る腸液(茶褐色の膵液が分泌されたものや更に胆汁が分泌された黄色いもの)の流出をいかにして抑えるか?が問題になっていた。

放置していると下着がぐっしょりになってしまうので、大量のガーゼで吸着させていた。

そこで認定看護師からZIP付きドレーン袋を使用した封入方法を提案された。
これによりガーゼの消費量は格段に少なくなったが、挿入口を囲う様に肌と接着させる粘着部分が身体の動きに追従できず、次第に剥がれてしまっていた。

ここで皮膚・排出ケア認定看護師のラスボスとも云うべき超ベテランが登場した。


高畑淳子似のラスボスは派遣要請が一杯で、更に改良された独自の手法で横漏れを防ぎ、シール部の剥離も封じ込んだ。

これで落ち着いてくれると良いのだが...