ポリファーマシーとは「Poly(多くの)」+「Pharmacy(調剤)」の造語だが、単に薬剤数が多いことではなく、使用する薬の種類が増す事によって生じる、あらゆる有害事象(薬を使用する事によって生じる好ましくない事)や飲み間違い、飲み忘れや不要な重複処方や過量重複投与の事である。


一般的に一つの医療機関から処方される薬は1〜3種で、複数の医療機関に通院していても6種を超える事は珍しく、凡そ6種がポリファーマシーの目安となっている。


私は静岡がんセンター以外に、社宅に近い“かかりつけ医”として東名裾野病院があり、コロナ感染や免疫力低下による喉カンジダなどは、ここで治療して処方薬を出して貰った。


これ以外に歯科医と整形外科医と眼科医に通院歴があるので医療機関としては5箇所になる。


これら全ての病院から同時に薬が処方される事は無いが、デフォルトでがん性疼痛緩和薬と血流改善薬、胃粘膜保護薬と外用の消炎鎮痛剤が合わせて9種 がんセンターから処方されている。

この時点で完全にポリファーマシーである。


現在は腫れてしまっている小腸の治療のために抗生剤と消炎解熱剤が処方されているので12種である。

この12種は全ての薬について薬理薬効を理解した上で主治医と相談して服用する事を決めており、私に多少なりとも薬学の知識がある事を踏まえて、主治医が管理可能と判断した結果と認識している。


しかし流石に、これは異常な数なので、見直しをかけるのは当然だろうが、肝機能に影響を及ぼさない範囲内で何種類か減らす事になるだろう。