週末なので、主治医の朝の回診時に前夜 整理しておいた治療方針について相談してみた。

年末の入院以来、小腸の腫れと発熱の原因が特定できず、絶食療法を開始して2週間が経過した。

様々な原因を消去法で潰して行ったが、未だ特定には至っておらず、腫れは若干 縮小してはいるが、熱を持ったままで、体温も37℃前後の微熱が続いていた。

10日目の夕食からの五分粥への移行は成功したかに見えたが、翌日の朝食後 腹部に強い痛みが生じて合成麻薬系の鎮痛剤を服用して落ち着かせた。
昼食は半分ほどしか食べなかったが、食後すぐに強い痛みが生じて、この日2度目の痛み止め服用。

ここまで嘔吐なし、排便で息んだ際に一瞬だけこみ上げたが空嘔吐にもならず。

ここで移行を断念したが、悪寒がしたので布団を被って寝てしまった。
夜になって検温すると38.5℃の発熱があり、敗血症の疑いで採血培養検査を行った。

結果は陰性で原因の特定は振出しに戻った。

ここまでの対症療法を、治療を開始した先月の抗生物質投与開始から遡って再考したところ、ある仮説に辿り着いた。

それはNSAIDs潰瘍で、幾つかの症状と合致していた。

食事を摂ると胃から十二指腸にかけて強く痛む
ジクロフェナク ジェルを塗布した患部の近くの小腸が腫れて発熱している
同ジェルを1〜1.5本/週 使用していた
ナイキサン錠を空腹時に服用していた

これらの事から外用NSAIDsが原因の消化管潰瘍が急浮上して来た。

長くなった、今日はここまでとする。