1/10 65.5kg 便通 昼食後 100cc 夕食後 300cc 放屁あり
6時半、8時と歩行訓練したが能狂言の様なソロリソロリと腰から下だけ動かして歩く事しか出来ない。
副師長からは、普通はもっと背中が丸まっているのだが、姿勢が良いし、ナースステーションでも3日後なのによく歩いていると話が出ていると褒められた。
膀胱のバルーンを早く抜いて欲しくて、セットの硬膜外麻酔を早く終わらせたいと考えた。
背面カテーテルは医師しか外せないので、朝の回診を逃すと明日になってしまうと推察した。
タマゴ型容器の残量を見ながら追加頻度を高める調整を行いながらボタンを押して7時過ぎに持続型硬膜外麻酔を使い切った。

1時間後の8時過ぎから、背中のカテーテル部位と尿管に痛みを感じる様になった。
手術直後から3日間の鎮痛効果が持続していた硬膜外麻酔は効果が有ったのだ…
無くなってから、有難味を感じるというのは、いつも残念な事である。
朝の回診で背中の麻酔用カテーテルを主治医に、膀胱のバルーンを看護師に抜いて貰った。
背中はレントゲンの出張撮影の時に金属板で引っ掛けられて痛みがあり、膀胱は違和感がずっと有った。
背面カテーテルは抜く時に「刺す様な痛み」が1〜2秒あったが、あっという間にだった。
膀胱のバルーンカテーテルは深呼吸に合わせて抜くのだが、擦る様な捻る様な痛みが2回ほどある。
両方とも抜いた直後は残留感があるが半日で解消されると言われた。
昼過ぎに尿意を感じたのでトイレに行くと少しだけ出たが排尿時には痛みがあった。
腸の状況を見るレントゲン撮影があった。看護助手からは車椅子か歩行付添いを提案されたが、尿バッグが無くなった事と麻酔が切れて足が動くようになったので、単独歩行で行けると断った。
バルーンと共にオムツも取れたので、浴衣からパジャマに着替えた。
手術痕はカサブタになっていた。

担当看護師に個室の洗面台が大きくて蛇口にシャワーが付いてるけどシャンプーしても良いの?と聞くと「シャンプーします?お手伝いしますよ」との回答。
「いやいや、忙しいだろうから自分でやります」
「いえ。お手伝いします。後でシャンプー持ってきます」
怪我でもされたら困るのか頑なである。
遠慮なく洗ってもらいました。