1/8 体重不明 便通なし ガス無し
鈍痛が治らず明け方にウトウトしたが、心不全の女性が発作を起こして大騒ぎになり結局眠れなかった。
口の中がカラカラに乾いており保湿スプレーを荷物から出してもらって口の中へ吹きかけた。
痰が絡んでいる感じはしているが小さな咳でも激痛が走るのでゴホンと出来ない。
くしゃみが出そうになると慌てて鼻を押さえて我慢する。
執刀医の外科部長が切開部を見に来た。
「大丈夫ですね。痛みがあったら我慢しないで鎮痛剤を使って下さいね」と言われる。
痛みで眠れなかった旨を説明すると「鎮痛剤使いましょう!」とすぐに看護師に指示。
本人的には、あまり使いたくないと感じたが背に腹は変えられない。
集中治療室から病棟へ移動する為、ベッドを45度に起こす事からリハ開始。
続いて90度。結構辛い。この姿勢で10分間保持。続いてベッドに横座り。
自分の身体ではないような錯覚をするが、ここまでは何とかこなす。
立ち上がって、その場で足踏み。ベッドから降りると立ちくらみで、そのまま倒れそうな感覚だが、何とか踏み留まる。これも何とかなった。
「はーい、じゃあ歩きましょう!」「(嘘....無理...倒れる..と思いながら)無理かも」と言ったが、
「ぜーんぜん平気ですよ。上手に足踏みできましたよ」聞く耳持たずの非情な言葉。
点滴台に掴まり ”あんよは上手“ 状態で煽てられながらフロアを一周。50mほど歩く。
ここまでのリハで1時間が経過。これでは看護師も待ちくたびれるでしょうね、
転倒が怖く、一歩で20cmほどしか足が前に出ない。
病棟から迎えが来て車椅子移動。歩かされると思っていたので正直 ホッとした。
6人部屋は端側のベッドが空いておらず空くまで個室を使用する事にした。
差額ベッド代は高いが6人部屋の真ん中のベッドは痛みとの闘いの中で辛い。
痛みは耐えられないレベルではないが、波状に痛みがやって来る。
膀胱にバルーンが入っており勝手に小便が流れ出るが、やはり違和感がある。
鎮痛剤を使用しているとフラフラして運動能力が落ちる様な気がする。
昨日の失敗を踏まえて、看護師との会話で20時から鎮痛 21時半から眠剤となった。
鎮痛剤は20時から3時からの2回で我慢した。
2〜3時間に1回の看護師の点滴チェック時に眼が覚める浅い眠りではあったが、朝まで眠る事が出来た。