『怒られるのはあなたのせいじゃない！』

上司に怒られた夫は、家に帰って妻に怒り…
夫に怒られた妻は息子に怒り…
母に怒られた息子は猫に怒る…

怒りはこうして転移をしていく、と。

by Richard Sargent　リチャード・サージェントの”怒りの転移”という絵です。

感情の浄化には順番があり、まず最初に浄化するのは怒りだそう。

そして悲しみ
恐怖心
痛み
罪悪感

の順番でクリアリングが必要だそう。

NLPの前提に、
Everyone is doing the best that they can with the resources they have available.
というのがあります。

『皆んなそれぞれ、あるだけの力を使ってベストを尽くしている。』というような意味です。

この絵の上司の怒りも、遠い昔に経験したやるせない思いを「怒り」という形で再現しているのかもしれません。

…つまり、他人からネガティブな感情を受けた場合（叱られた、怒鳴られた、理不尽に怒られた…等）それは決してあなたのせいではないということ。

彼らは彼らで痛みや傷を抱えその上で、彼らにとってのベストを尽くしているとも言えるのです。

どんなに明るくてポジティブに見える人でも

どんなに成功していて美しい人でも

どんなにイケメンでフレンドリーでも

みんなどこかに傷や人知れない苦労を抱えて生きているのではないでしょうか。

皆そんな傷を抱えながら、多くの人はその傷から目を背け、別のことで気を紛らわせながら生きているんだなあ、と。

でもその傷はまだまだカサブタで蓋をされているだけで中身は完全に治っていなかったりして。

ちょっとぶつかったり、引っかけたりするとそのカサブタがひん剥けて、血が出たり傷が剥き出しになったり、傷み始めたりして。

その痛みは、怒りや悲しみとして現れたり、嫉妬や妬みとして現れたり、人を批判したりジャッジしたり、空虚感や孤独感として現れたり。

いろんな形で、『まだ治ってないんだよ！気付いて！』って私たちにメッセージをくれているのだと思います。

『あ、まだ治ってなかったんだ！』って気づいた時が、背けていた傷に目を向ける絶好のチャンスです。

自分を変えるのはいつでも簡単にできます。

本当にびっくりなくらい簡単です。

そして自分が本当に望む人生も仕事もリレーションシップも。

なんだ、全て叶ってるじゃん、すでに！と言う事に気付けます。

思い込みや行動パターンは、NLPの手法を使えばいくつになっても変えることができるといいます。

まずは『気付く』ことから…。

『思考や感情は行動に影響する。

あなたの思考を管理するのはあなたなので、それによってもたらされる結果もあなたの自身の責任である。

失敗はない、ただ結果があるだけ。

そこから何を学んだのか？

その経験から何を得られたのか？

この経験のポジティブな意味はなんだろう？』

自分や世の中に起きるネガティブな出来事も、悲観するだけでなく、NLP手法の考え方を用いれば違う視点を得ることが出来ます。

視点を変えることで、行動が変わり、人生が変わります。

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