まさかまさかの恋愛感情。

しかも、異国のカンボジアで。


恋愛って不思議なもので、

自分の気持ちが変わった瞬間に

その人が特別に見えてくるもの。

そして、そんな気持ちは相手にも

周りの人にも伝わるものなんですね。


それからしばらくして、

この流れには全く関係なく

体調を崩してしまったワタシガーン


それを心配したお店のマダムが

「帰りはウチのスタッフに送らせるから!」と、

独りでは帰らせてくれなくなった。

そして、本当に一度も頼んだことないのに、

送りの担当は、いつもアノ彼を指名してくれていた。


送りを機に、

初めて二人で話すようになり、

夜ご飯を食べるようになり、

一緒に笑えるようになり、

相手の事を、もっともっと知るようななった。


それからしばらくそんな事が続き、、、

私たちは晴れてお付き合いをする事になったラブラブ



マダムは私たちのキューピッドさん天使

しかし、私と彼の気持ちを知った上で

指名していたので、確実に確信犯だけどね(笑)



ちなみに、カンボジアで彼氏・彼女のことは「ソンサー」という。

そして彼氏は彼女の事を「オーン」と呼び、

彼女は彼氏の事を「ボーン」と呼ぶ。

ちょうどダーリン、ハニーの呼び名な感じ。


しかし付き合ってまもなく、

「ボーン」「オーン」についての事件が勃発爆弾ドンッ

するのであった。。。。得意げ







何故だか失恋したような気分だった。

気にしていないつもりだったが

好意を寄せられてムカつく人はいない。
本当はちょっと嬉しかった自分がいた。



でも、付き合うとかはちょっとムリなので、
キモイ!と思えるぐらいが調度良いのかもしれない。

何事も無かったかのように、
また普通に栄養だけを確保しに行く日々が続いていた。




そんなある日、ウインク野郎が通り道にいた。

私はもう既に冷静になっていたので、
「挨拶しなきゃなー」ぐらいな気持ちで歩いていた。


彼はまだ私に気付いている様子はない。

気づくどころか、

地面を見ながら手拍子をしているパーキラキラ音譜




んっ????





よくよく見ると、彼の30㎝ほど手前に

裸んぼうの赤ちゃんが道端をハイハイをしていた天使



彼はその赤ちゃんに

『がんばれ、がんばれっ!』と言わんばかりに
手拍子をしながら赤ちゃんを自分の処まで誘導している。

赤ちゃんはその手拍子に合わせて、

ハイハイしながら彼のところに向かっている。



よいしょ!よいしょ!!
無我夢中でハイハイしている赤ちゃん。

興奮しすぎたのか赤ちゃんの口から、

ミルクやらゴハンなどよくわからない

白いドロドロしたものが
よだれと共にドバッと出てきた。わっえっ



赤ちゃんだから仕方ない。

でも、あのドロドロどうするんだろう。。。



彼の元に辿り着いた赤ちゃん。
彼は『よく来たねー』と言わんばかりの顔をして

ひょいっと赤ちゃんをすくい上げた。
そして、、、



何の躊躇もせずにあのドロドロを手でぬぐったのだ。

そしてその後、赤ちゃんが空に届きそうなぐらいの

「高いたか~い!」 をした。




赤ちゃんはきゃはははー!と

可愛い声で笑っている。

彼もそんな赤ちゃんをみて

満面の笑みで笑っている。

そして何度も何度も

青い空にむかって

赤ちゃんを高いたかいしている。



赤ちゃんと彼の二人だけの空間。

真っ青な空。

眩しい太陽。

抱き上げた力強い腕。

そしてキラキラした彼の笑顔。



その姿を見た瞬間

私のハートの中で何かが弾けた。。。





ずっきゅーん!!!





自分でもビックリするぐらい

体の中で音がするのが分かった。


赤ちゃんもあんなに真っ直ぐな瞳で

彼に歩み寄って行くなんて、、、

私は赤ちゃんには「悪い人・良い人」を見分ける

能力があると信じている。
だから、赤ちゃんが彼に向って迷わず真っ直ぐに

ハイハイする姿を見てちょっと嬉しかった。

そして、ドロドロを素手でぬぐっていた姿をみて

何とも言えない優しさを感じた。

そして、白い歯がキランと輝くあの笑顔。







『、、、ワタシ

この人好きかも(*'▽')』






小田和正の『ラブストーリーは突然に』が

大音量で鳴り響いた。そしてこの瞬間、

私はカンボジアで恋に落ちたのだった。


タイトル通り、とっても残念なお知らせがあります。

なんとガラス越しのアノ人が、、、




ウインクしてきましたえっ




てか、



よくよく見るとロン毛だし叫び


Tシャツのソデ二重に折ってるし叫び


大型バイク飛ばして走ってるし叫び


逆三角形のサングラスして出勤してるし叫び


挙句の果てにはウインク飛ばすし。。。叫び




何て言うか、

好きとか嫌いとか

ちょっと横に置いといて。



ワタシそういう人って

どっちかと言うと



超ニガテ ドクロドクロドクロ





妄想とかしてた自分に自己嫌悪




はぁ。。。。

本当にもぅ。。。

ウインクも、

妄想してた私も、、、




本当にキモーイ!!!!!




何故だかとっても

残念な気持ちと共に、

ちょっとセンチメンタルになってしまった昼下がり。。。