事務所のコピー機の対応年数が限界になり
部品の製造も終わる、てことでリース会社の人がきた。
実は事務所のコピー機やFAXや電話機など全て同じリース会社です。
クリニックの受付のところに小さいFAXがあって、もともとは小さな家庭用のFAXでした。
それを前前事務長がとても立派な複合機に変えました。
ちゃんと経緯を聞けば決して悪い話ではないけど、もともと使っていたメインの複合機の残債を小さな新しい複合機に乗せてリースを組み換えたことで、一見はその小さな複合機が200万したかにみえる。
そこだけを見た院長が激怒し、事務長の責任問題となり、結局その事務長は体調のこともあり辞めていった。
その後やってきた前事務長がこのリース会社と経緯を確認したり、説明にこさせたりと、すったもんだあったので、院長はいまだにコピー機の話になるとその前前事務長への怒りを思い出して文句を言い出す(かなりしつこい性格)
なので新しい複合機の入れ替えは相当慎重にしないと…と思って、のばしのばしにしてきた。
営業の訪問希望をさけていたけど、そうもいってられず応じることにして、とりあえず事務長代理として話をきくことにした。
やってきた若い男性二人。
事務長お悔やみのあと、対応年数や部品の製造終了の説明をして新しい複合機への本題にいった。
片方の人が、かばんから資料を出そうとしたら、それを軽く制止したもう一人人が
「これ自分で作った?そうか…これじゃわかりにくいと思うよ。」と小さめの声で話したあと
その資料を見せながら、
「すいません。本人はよかれと思ってこの形にしたと思うんですがこれではわかりにくいと思います。次回はわかりやすいものを作ってきますので」と言った。
(この人が上司なのね。)
決して否定したり、罵倒したりせず
その人のことも立てながらフォローしている上司にとても好感をもった。
それまで資料と部下らしい人を見てたけど
改めてこの上司の方の人を見たらとても若いしイケメン。
さらに好感度アップ(笑)
あちこち壊れて使いにくくなってるのは私がよくわかってたので、入れ替えしないといけないことはわかってた。でも院長の承認がないとできないので、院長に直接話してもらえますか?
と、伝えてさらに
「印象も悪いままなので予想外のところをついてくるかもしれません。納得させるのは結構大変だと思います。」とも話した。
院長は(もちろん医者なので)頭はいいけど
時々ずれたことを言い出す、というか
「そこ?」ていうことが気になったり
特にそもそもリースてどういうものかも理解できてないかも…
それに話がどんどん横道にずれていく人なので本題に入って承認もらえるところまでいけるか…
いよいよ院長との面談。
その上司の方の人がきた。
院長に説明しながら、後ろにいる私の方に視線を合わせてくるので帰れず最後まで立ち会った。
院長がなんとか納得して入れ替えが決まりその人が帰ったあと
「若いイケメンやから、て騙されたらあかんて何回も思った」という院長
「そうですよね。若いイケメンやから決めたんじゃない!ですよね(笑)」
「人柄やんね!」
「そうです。人柄で決めたんです!」
初めて来たときの話をしながら、二人で若いイケメンに折れたんじゃないと納得しあう50代女たち。
おじさんが若い女性の方がいいように
おばさんだって若い男性がいいのよ!