5月12日




毎朝心音チェックとエコーがあるようで、

9時30分くらいに助産師さんがくる。





昨晩聞こえたあたりのお腹に機械を付けるが聞こえず。

エコーをしても、「あれ?」っと言い、「先生に見てもらいますね」と言われる。





この時はまだ、私も

「かくれんぼしてんのかな?」

と呑気に話す。





先生がきて大きいエコーで見てもらう。



「心臓が止まってますね。」



と言われる。



不安には思っていたが、こんなに早くにとは思っていなかった。


夫と実家に連絡。







夫は心が整理できず、運転できる状態になるまで30分ほど自宅駐車場の車の中にいた。



夫到着。



先生に言われる。



自分の目で確認したいかなと思い、看護師さんにエコーしてもらう。


出る羊水も無くなったようで、

血腫の塊が分裂したようなものが

何回か出る。





ここからはあまり覚えていません。




とりあえず泣き、先天性の病気で臨月で出産した後すぐに子どもが亡くなった友だちに電話で話してもらう。

少し落ち着く。




助産師さんが、

「こんなの持ってきたみたんですが、、、」

と折り紙とペン、紙などを持ってきてくれる。



身長、体重、手形、足形を

取ってくれると教えてくれる。





あと数日しか一緒にいられないと我に帰り、

できることは全部しようと思う。


折り紙でクマ、犬を作り、

5月なので蜂も作る。




父、母からのメッセージカードを作る。

夫の分は夕方来てくれた時に渡す。




夕日が綺麗だったので、

窓から夕日を見せる。


切迫で触っては良くないかなと思い控えていたので、たくさんお腹を撫でる。


赤ちゃんが安心して眠れるような

α波のオルゴールの音楽をApple Musicでかける。


血腫のある中頑張ったね。

幸せだったよ。

ありがとう。

お花見一緒に行ったね。

毎日仕事も一緒に行ったね。

毎朝「今日も一緒に頑張ろうね」って言って出勤したね。

ひみちゃんとの電話も聞こえてたでしょ?

楽しかったね。

犬のお散歩も一緒に行ったね。

毎朝病院で窓から天気を確認したね。

だいすき。

だいすき。

ずっとだいすき。

明日も明後日もだいすき。

最後羊水なくなって苦しかった?

ごめんね。

よく頑張ったね。

可愛い可愛い。

だいすき。


とお腹を撫でながら話した。




夕方ラミナリアを膣に入れる。

5本。



診察の間もとにかく泣いていたと思う。





母が来てくれたので、

折り紙を渡す。




どうやって寝たのかは

あまり覚えてない。