皆様、ごきげんよう。
ここのところ、仕事や子供のことで忙しく、なかなか時間が取れず忸怩たる思いでいたのですが、ついに昨日、観てきました!
『極限境界線ー 救出までの18日間』!
先日の『共助2』とはうってかわってシリアスな内容で。。。しかも、2007年に起きた実際の韓国人の人質事件を基にしているので、100%エンタメ映画として楽しめないところが辛かったですね。もちろん、今の中東情勢とも重なりますしね。
そのうえでしかし、実際の悲劇的事件とフィクションを織り交ぜで、手に汗握る面白い(興味深いという意味で)映画に仕上げてくるのが、さすが韓国映画界ですよ!
肝心のヒョンビンさんについては、ファン目線で言うと、もう少し見せ場が欲しいかなあ~。ちょっと実際の事件の記事を観たのですが、やはりメインの交渉官は外交通商省の室長なので、ファン・ジョンミンさんが主役という感じ。でも、実際に人質が解放された時の記者発表で話していたのが、国家情報院の人だったので、やはり国家情報院の要員が情報とったり色々暗躍したのも事実なのでしょうね!
それにしても、ヒョンビンさん演じるデシクはバイクのアクションシーンは超超格好良かったですが、肝心の仕事ではおまぬけな展開もあり、「監督、もうちょっと良い場面を用意してください」と思ってしまったのは、私だけでしょうか?
マニアックなファン目線としては、ブログで皆様に伺っていた通り、ヒョンビンさんの超苦手科目のダンスシーンがあったり(5秒くらい)、筋骨隆々のシャワーシーンがあったり(サービス?)、ちょいちょい楽しめるシーンもある、大満足でしたけどね!
ヒョンビンさんの新境地開拓ということでは、すっごく良かったと思います!お坊ちゃま感たっぷりだったリ・ジョンヨクの面影は全くなかったですものね。
思いのほか濃いあごひげでイケメンを隠すという作戦に出た!!いつも髪型で役作りをするヒョンビンさんの真骨頂!
でもね、でもね。。。すっごく頑張って隠しているつもりなんだろうけど、全然隠せてないんですよね、皇帝感が。。。
この映画、うちの夫が私に先駆けて先週末観に行ったのですが、夫も言っていました。「皇帝は乞食の格好をしても皇帝だ」って。
それで、わたくし、真剣にちょっと心配になってきています。
ヒョンビンさん、演技力はもちろん申し分なく、どんな名優にも引けを取らないと思います。
が!あのお美しいお顔と全く隠せない品格が、中年に入った今、役の幅を狭めてしまうのではないか、と。
なんか、今初めて発見したような口ぶりですが、すでに10回くらいこのブログにも書いてたわ。話題のリサイクル、SDGsです!
いや、改めて思ったのですよ、ファン・ジョンミンさんを見てね。ファン・ジョンミンさんって物凄くキュートだけど、ほどよい普通の人感がありますよね!例えば疲れた信用金庫の職員がある日横領事件を起こしてしまう、みたいな話でも主役を務められるでしょう。ヒョンビンさんはどうでしょうか?町はずれの信用金庫にいたら大騒動ですよ?「知ってるワイフ」のチソンさんの役も無理でしょう・・・。
デシクも、一瞬ですが、数年前のお髭がないバージョンが出てきた時、息をのみましたねからね、あまりの美しさに!髪型も良かった~~!
夫曰く、「大丈夫だよ、草刈正雄も中年以降に復活したから」と。まあ、そうなんだけど~。
次の映画の安重根も、日本人としては大変複雑ですが、ヒョンビンさんも色々考えて選んだことでしょうね。
その前に、冷徹な検事、医師などの役でドラマプリーズですよ!
さて、映画『極限境界線』に話を戻しますと、人質救出作戦の展開はドキドキしてストレスもかかるのですが、その中で一服の清涼剤の怪しい通訳さん!なんと、カン・ギヨンさんだったのですね~。ウ・ヨンウの上司とかキム秘書の社長ね!もう、本当に最高ですね、この軽い感じが!しかし、お顔からは同一人物とは思えなかったですよ。夫は何度説明しても理解できてない(笑)。
こういうキャラクターをちゃんと作るところが、上手いです、この映画。
映画の出来の良さとは別に、気になったのが、事実ベースでの韓国政府の交渉のあり方です。
タリバンと直接交渉もやっぱりまずいと思うし、韓国軍撤退を早めるっていうのは。。。こういう譲歩をすると、更なる外国人の拉致を引き起こしますからね。私は、頭の固い外務大臣の意見に賛成でした。
案の定、以下の記事によると、各国から批判が出たとのこと。
中東情勢がキナ臭くて、日本人もイスラエルには数多く居住していらっしゃるようですし、このような悲劇が怒らないことを祈るばかりです。。。