皆様、お忙しい年末をお過ごしのことと思います。

わたくしは・・・東京は離れないので、いつもよりはかなり落ち着いています。

 

ということで、皆さま、「そんな暇はないよ!」という状況だとは思うのですが、ずっと気になっているテーマについて年末最後の選挙を実施させていただきたいと思います。お時間ある時にお付き合いいただければ幸いです。本当は年末にベストキスシーン選挙の総選挙を実施する予定だったのですが、クサセがまだ終わらないので申し訳ありません!あと、『雪の女王』もまだでした。また年始によろしくお願いいたします。

 

今日皆様に伺いたいのはズバリ「ヒョンビンさんの出ているベストドラマはどれ?」というシンプルかつ結構難しい質問です。これまで、キャラについては自分でも色々書いたり皆様にご意見を伺ったりしてきました。しかし、「ドラマ」というと、総合的にドラマの出来を含む評価になりますね。ヒョンビンさんのキャラ設定や演技、相手役、ストーリー、演出はもちろんですが、脇役の演技やOSTに至るまで、ドラマを構成する要素は沢山ありますね。もちろん「このドラマで初めてヒョンビンさんを知ったから」というような理由もあろうかと思います。

 

早速、候補を紹介していきましょう。紹介文はあくまでなもんの主観的な感想となります。

 

1.『アイルランド』候補

この方は大変不思議な候補です。まず、初見の時は、ヒョンビンさん以外の登場人物全員理解できず、ほぼほぼヒョンビンさんの登場時間以外は飛ばしてみました。グク君がいるのに、ヒモさんに走る妻も謎だし、そのヒモさんが何故かグク君のファンのようになるのも謎だし、セクシー女優さんの存在も謎でした。

いまだに謎は謎のままなのですが、その後何度か観ているうちに、ちょっと変に病みつきになっています。定期的に見てしまうんです。まあ、最大の理由はグク君の可愛さなのですが。なんとなく、ヒョンビンさんの性格とグク君のキャラ設定って似ているような気がしているんですよね。ヒョンビンさんがいまだに、「今グクを演じたら、どうなるか」なんて話をするのも、自分なりにかなり気になっているキャラなのかな、と思っています。こういうあんまり面白くない真面目な男性が、突拍子もない人たちに振り回されるっていう設定が、ヒョンビンさんに意外とマッチするのかな、と思ったりします。

そして、ストーリーそのものについては、グク君が正しい人なのはみんな分かっているんだけど、そうやって生きられない自由人達のそれぞれの苦悩みたいなものを描いているんですかね。

わかったようなわからなかったような感じですが、独特の世界観があるのは間違いない候補だと思います。

 

 

 

2.『私の名前はキムサムスン』候補

 

ジノンの優柔不断ぶりとか、ヒジンのブランコ女ぶりとか、色々と気になる所はあるのですが、ドラマとしての勢いはやっぱり圧倒的なものがあると思います。このドラマの主人公はやはりキム・ソナさんですよね。あの珍妙なダンスとか、天才的すぎますよ!酒癖の悪さとか結構耐えられない設定ではありますが、それなりに共感できるのは、キム・ソナさんの演技のおかげですね。そして、30代の独身女性が仕事で輝いている姿を魅力的に描いたという意味で、韓国ドラマ史上に名を残す候補だと思われます。

脇役としては、我が家で大変人気なのが、サムスンのお姉様です!あんなに美人でスタイルも良いのに、決して主役ではないあの脇役感が抜群!せっかく料理長がちゃんと付き合おうとか結婚しよう観たいなことを言っているのに、離婚したばかりでやさぐれているような演技が最高に上手くないですか?

それから、意外とエッサイムなワインの夜のキスとか、ハルラ山に登った夜のベッドシーン(?)とか、若くてかわいいヒョンビンさんの可愛いラブシーンなどの見どころもありました。

 

 

 

3.『雪の女王』候補

先日感想を書いたばかりですが、格差カップル、昔会っていた、不治の病、財閥二世、あり得ない天才・・・などなど、韓国ドラマの王道ネタをこれでもかと詰め込んでいる本候補。それなのに陳腐なドラマにならず、大変面白い仕上がりになっているところをわたくしは大変評価しております!ボラちゃんの演技がちょっと素人臭いといった指摘もあると思うのですが、適当に見逃してやってください。ドゥンナムとかチュンシクとかゴヌっしとか、脇役もなかなか良かったと思います。

脇役といえば、ホン先生は、絶対テウンを狙っていたと思います。ボラとは過去の因縁があるので諦めるとテウンから聞いた後、何かと腕を絡めていましたからね!こんな初恋の相手、諦められます??無理でしょう~。

それから、思い出したのですが、チュンシクが、ドックが天才数学青年ハン・テウンと知ってショックを受けつつ「お前のことを何て呼べばいいんだ?」と聞いた時に「呼びたいに呼べばいいさ」と言ったくせに、「じゃあドックにする」と答えたら、「悪いな、俺はテウンに戻る」って、梯子を外すの止めてください!それなら最初から「テウンと呼んでくれ」と言ってください!あそこはチュンシクに同情致しました・・・。

大分本筋からずれましたが、わたくしの中ではこの候補はベスト3に入れさせていただきます!

 

 

4. 『彼らが生きる世界』候補

 

ただ今第9話を視聴中で、まだ見終わってないので感想をちゃんと書けないのですが、とにかくリアルな等身大キャラをヒョンビンさんが演じているという意味で、大変貴重な候補ですよね。スーパーヒーローではないキャラをヒョンビンさんがどう演じるのか、という挑戦的なドラマだったと思います。そして、このおかっぱさんにはちっとも共感できませんが、他の女性は概ね面白いです。大物女優たちや脚本家、後輩の女性などの描き方は魅力的だと思います。

それから、ジオは、ちょっとヒョンビンさんの性格に近いところありますかね。ヒョンビンさん、あんなに面倒見はよくないと思いますけど、几帳面だし正しいことを言いそうだし。そしてこの後結構ドライなシーンが出てくるというので大変楽しみにしている次第です。

あと、ジオのムチムチボディは結構な見所かもしれません!ヒョンビンさん、なんでこのボディに仕上げたんだろう(笑)。

前の記事にも書いたのですが、監督が意識的に、韓国ドラマの典型を外してドラマを作ったという挑戦は称賛に値すると思います(好き嫌いは別として)。

 

 

 

5. 『チング』候補

 

この方は、本当に他の候補とは一線を画していますね。ドンスとしては小学生時代から20代後半までを描いているし、群像劇というところも特徴的だし、ラブストーリーも描いているけれど、想いは遂げられないし。孤独感を抱えるドンスを本当に素晴らしくヒョンビンさんが演じました!ご本人のなかでも相当印象的な作品だったようですね。それから、ヒョンビンさんが歌うバージョンの主題歌も何度聴いても切なくて泪が出そうになります。

難点は、ヒロインというか相手役に共感できないところでしょうか。ジンスクは結局、何がしたかったのか。。。ドンスよりもお金を選んだのか?その辺がいまいち理解できず、引っ掛かりました。

それにしても、やはり名監督の作品ということもあり、特にドンスの最期のシーンなどは、本当に映画を観ているかのような迫力でした。その分哀しさも大きくてショックだったのですが・・・。観終わった後もずっと心に残る候補でした。

 

 

 

6.『シークレットガーデン』候補

 

こちらの候補、現時点でなもんのナンバーワンドラマとさせていただきます!いや、『愛の不時着』候補とほぼ同点なのですが。。。毎日揺れ動くわ!何故この候補が素晴らしいかというと、話がシンプルなんですよね。とにかくジュウォンとライムの恋物語。サイドストーリーのオスカーとユンスルの話は長過ぎていらないのですが、適当に飛ばしてください。あれさえなければ、よい意味でシンプルな恋物語なんです。ひたすらにジュウォンがライムを手に入れようとあれやこれや画策するだけ。そのシンプルな物語が、尻上がりに面白くなっていくんですね。まさにドラマの醍醐味というか。そして、最後にジュウォンが自分の命を懸けてライムと身代わりになる展開・・・。男女入れ替わりというファンタジーな設定は、全てこの自己犠牲の絶対的な愛を描くためだったのだと思うと、脚本家の力量に唸るしかありません。

そして、何度も書いているように、ジュウォンのキャラ設定が「笑える」ところが良いんですよね。ちょっと間違えたら単なる勘違い俺様男なのですが、脚本の妙とヒョンビンさんのコミカルな演技で、長く愛される素晴らしいキャラクターになりました。ヒョンビンさん、本当にジュウォンを演じている時は、乗りに乗っていたと思います。兵役前ということで、集中力も異常に高まっていたのかもしれません。後半に行くにしたがって、本当にジュウォンが乗り移っているというか。どのドラマでも素晴らしくキャラを演じていると思いますが、ジュウォンはちょっと別次元だな、と思ってしまいました。

脇役としては、なんといってもオスカーですね!「オスカーですよ、本物ですよ!」とか、「口パクなのは韓国中の人が知っている」とか、これまた、韓流スターでありながらもかなり笑えるキャラになっているところが斬新ですよ!

あと、スタイリストさんが天才でしょう(笑)。一針一針・・・の変なジャージとか、ライムの蜂みたいなパーカーとか!いちいち笑えますよ。

さらに、この前選挙をしたばかりですが、キスシーンは上品且つ適度にエッサイム。

わたくしの中では、とりあえず今日時点で(笑)、最高のドラマです!

 

 

 

7.『ジギルとハイドに恋した私』候補

 

こちらの候補もですね、先ほど最終回の前の回をちょこっと復習しまして、また素晴らしさを再確認してしまいました・・・。とにかくヒョンビンさんのロビンとソジンの演じ分けが素晴らしかったですよね。ストーリーも、過去の誘拐事件の謎解きの部分と、最後のほうの人格の統合と恋愛の部分、両方とも大変面白かったと思います。

脇役としては、ユン博士の善人キャラと悪人キャラの演じ分けも、二重人格並みに上手でした。そしてなんといってもクォン秘書(室長)ですね!アルハンブラでもまた共演されていますが、こんなに素晴らしい秘書、いないですよね?ロビンとっては「ヒョン」でもあり、でもソジンの秘書としてはロビンを消さないといけないという役回りでもあり・・・。大変良い味を出していたと思います。

敢えて難点を指摘すると、最初のゴリラもそうなんですけど、ところどころ若干安っぽい感じがしなくもなかったですね。例えば、ロビンのウェブ漫画大賞受賞式みたいな時も、エレベーターホールで終わりで、その式典は見せないとか。それと、チャン・ハナが、全くサーカスをやっていませんでしたね(笑)。「制作費に問題が?」と思ってしまいました。

 

8.『アルハンブラ宮殿の思い出』候補

 

こちらのドラマについても何度も書いている通り、とにかく最終回以外は良かったですよ!でも、ドラマって最終回が大事ですからね・・・。脚本家のインタビューを読んだら、どうやらシーズン2をやる可能性があるから、謎を全部解くな、というようなことをプロデューサーに指示されたようですね。そういう業界の裏事情があるなら仕方ありませんが・・・。最終回にユ・ジヌの新たなシーンが殆どなかったのは哀しかったです。

それ以外は、ゲームの設定に若干の違和感はありましたが、とにかくユ・ジヌが見目麗しいし、アクションが見事なので、ドラマとしては結構面白かったと思います。

そして、キスシーンのエッサイム度でいったら、全作品通じて、このドラマがベストじゃないですかね。パク・シネちゃんの受けの力量と、ヒョンビンさんの成熟した大人の男の魅力がちょうどよくマッチした感じでしょうか。そういう意味では大変貴重な候補であります。

 

 

9.『愛の不時着』候補

 

う~ん、やはりこの候補がベストなのかしら(笑)。10分前に書いたことと矛盾するくらい悩みますね!『愛の不時着』はとにかく完成度でいえば群を抜いてベストだと思われます。ヒョンビンさんはもちろんのこと、ソン・イェジンさん、F4、4人のアジュンマ、ク・スンジュンとソ・ダンさん・・・全ての脇役に至るまで、完璧な配役と演技でした!脚本も素晴らしい、映像美も圧倒的、OSTも全部良い!悪いところは全く見つからないですよね。ただ、『シークレットガーデン』候補と比べて、脇役のストーリーが多かったり、2人の恋愛に南北問題とかチョルガンとか、色々な他の問題が絡んでくるので、歴史に残る大作であることは間違いないのですが、シンプルさを求めるならシガかなあ、と思った次第です。しかし、こちらの候補、本当に毎日観ても飽きないどころか精神の安定が得られます。夫も『愛の不時着』はいつ何時つけても文句を言わずに見入っておりますよ。冬ソナと同じで、老若男女の心を鷲掴みにして、第四次韓流ブームを引き起こした魅力は強調してもし過ぎることはありませんね!

 

 

こうやってまとめて書いてみると、ヒョンビンさんは本当に多様なドラマで多様なキャラを演じていらっしゃいますね。常に新たな姿をお見せしたい、挑戦したい、とおっしゃっているので、意識的にそうしているのでしょうけれど。どれ一つとして駄作というものはもちろんなく、ヒョンビンさんの脚本を読む力というのはかなり確かだなあ、と改めて感じ入る次第です。

 

ということで、皆さまがベストドラマに選ぶのはどの候補でしょうか?皆様お忙しい時期だと思いますので、ちょっとゆっくりめに集計しようかな、と思っております。よろしければお付き合いくださいませ~。