ナマンプール: Good evening. どこよりも早く、どこよりも正確な情報をお伝えするNamon Cable Channel (NCC)のナマンプールです。今日は、先日行われた『アルハンブラ宮殿の思い出ベストキスシーン選挙』について速報でお伝えします。

それでは、早速開票所にいるナム・モウン記者からレポートしてもらいます。ナムさん?今回は、投票締め切り翌日という早い段階での集計終了ということになりました。

 

ナム記者: はい、こちら開票所です。選挙管理委員会コミッショナーのなもん氏のコメントが入ってきました。「本日は、『アルハンブラ宮殿の思い出』放映開始2周年ということなので、頑張って集計しました。何せ急いでいたので、数え間違いなどについては一切文句を受け付けませんので悪しからず」ということです。

 

ナマンプール: 相変わらずいい加減ですね。さて、早速選挙結果を見てみましょう。今回は出馬した候補がたった2名という、過疎地の村長選挙並みの寂しい布陣となりましたが、かなり経験豊富な候補者同士の見所ある対決となりましたね。

結果は、「雨の中候補」がトリプルスコア以上を獲得し、地すべり的勝利を収めました。ナムさん、雨の中候補から喜びの声は入っているでしょうか。

 

 

ナム記者: はい、こちら、見事に当選した雨の中候補」の選挙事務所前です。急いでワープいたしました。先ほどまで、支援者たちが固唾をのんで、開票の行方を見守っていました。候補者本人は、2年にわたって失踪中のため、いまだ姿は現していません。

 

ナマンプール: そうですか。今日こそ、再会を望む我々の前に姿を現してくれると期待していましたが・・・。もう少し気長に待ちたいと思います。さて、「試着室候補」も検討したようですが、「雨の中候補」が大差をつけて勝利した要因は何だったのでしょうか。

 

ナム記者: はい、出口調査の際に、投票理由を聞いたところ、「大人の男の狡ささえ垣間見える強引さが、とてつもない色気を感じさせた」「本当にあの後、まっすぐ家に帰ったのだろうか、そんなことは可能か」そして、「相手役のパクシネちゃんとの相性が抜群だった。キスシーンで大事なのは相手の反応だ」との声が多く聞かれました。

 

ナマンプール: ここで、視聴者からのTwitterでのご意見を紹介いたしましょう。韓国のソウル在住、30代女性、ハン・ジミンさんからお便りをいただきました。「私を引き合いに出さないでください」とのことです。・・・なにをカリカリしているのでしょうか。

さて、これまで観て頂いた通り、『アルハンブラ宮殿の思い出ベストキスシーン選挙』では、「雨の中候補」が圧倒的な強さを見せました。また、投票者の中には、「年末総選挙では絶対に雨の中候補に投票します」との声も聴かれ、『愛の不時着』から出馬が決定している、「軍事境界線候補」との一騎討ちになる可能性も出てきました。益々今後の選挙から目が離せなくなりそうです。

Thank you for staying with us tonight. Good night.