「締め切りは過ぎてからが勝負」

 

皆様はこの言葉をご存じでしょうか。多分ご存じではないと思います。なぜならこれは、うちの夫の口癖だからです。「なんて素敵な魔法の言葉なの💛」と思って結婚してしまった生来怠惰なわたくし。

 

「ベストですか?確かですか?」が口癖の人と結婚していたら、もう少しましな人生を歩んでいたのではないか・・・。相変わらず自らを省みず、他力本願なことを考える毎日です。

 

というわけで、お仕事女子の愛され方が、ヒョンビンさん出演のラブコメでどのように描かれていたかを見直しながら、自分の生き方も真摯に見直していきたいと思います。

 

 

1.『私の名前はキムサムスン』

 

 

 

ヒロインのお仕事がもっとも直接恋愛につながっているのはこのドラマでしょう。キムサムスンがパティシエとして就職の面接に行かなければ、2人の出会いは、あの男子トイレでの「授乳をしているおばさん」で終わってしまっていたはず。

さらに、サムスンのパティシエとしての腕が一流でなければ、顔に投げつけられたマンゴームースを舐めたジノンの怒りも「しかも不味いわっ!」と倍増していたことでしょう。

一流の腕を持っている女だからこそ、泥酔し、あんなことこんなことをしても見捨てられなかったのです。その後も、ジノンのわがままのせいで何度も店を去りそうになりますが、その度に「10%昇給、20%昇給」と好条件を出されて引き止められます。

もちろん、物語が進むにつれて、ジノンが引き留める理由に占めるサムスンへの愛は増えていくわけですが。そうは言いましても、自分自身にも、そして店の従業員やヒジンに対しても、「腕があるパティシエだからこだわっている」という大義名分があったからこそ、あのプライドの高そうなジノンがサムスンと関係を維持することができたと思われます。

きっと、サムスンが店を出して独立した今も、ジノンは「早くボナペティに戻ってきてよ~。それがダメでもうちにデザートを卸して~」と甘えていることでしょう。

一流の腕がある職人だからこそ惹きつけられた、この甘え&依存という形の愛。

わたくしも若い頃にもっと頑張っておけばよかったと後悔しきりであります。

 

2. 『シークレットガーデン』

 

 

最近レビューを書いたばかりなので簡単に。最初はスタントという仕事が理解できないジュウォンですが、次第にライムの仕事への姿勢を尊敬するようになります。「危ないから止めろよ」などとは言わず、ひたすら応援する。まさにライムの仕事への真剣な仕事への取り組みが、尊敬&応援という愛の形に繋がったのでしょう。

ただ、尊敬の念が強いからこそ、ライムがサボっていたりすると、ジュウォンの「お前、ちょっと太ったな。それじゃあカッコよくないぞ!」といった厳しい叱咤激励に晒されそうですね。

 

3. 『愛の不時着』

 

リ・ジョンヒョク氏のユン・セリへの愛は無条件の愛。たとえ、ジョンヒョクが命懸けで国境警備にあたっているというのに、1日15時間くらいソファで寝転びながら韓国ドラマを観ていたとしても、ひとつの文句も言わないはず。むしろ帰宅後、「眼が疲れただろう」と言って濡れタオルで冷やしてくれたり、「腰が痛くなっただろう」と言ってさすってくれたりしそうです。

う~ん、この方にわたくしみたいなダメ女が愛されたら、たちまち我が儘放題な生活になってしまいそうで恐ろしくなってきました。

そうは言っても、セリがジョンヒョクとスイスで再会できたのは、財力と知恵があったからこそ。1日15時間カウチポテトの地位を手に入れるには、まず、財力と知恵があることが前提という、冷徹な事実を突きつけています。

 

さて、いかがだったでしょうか。考えれば考えるほど、サムスンにもライムにもセリにも程遠い自分のお仕事への姿勢。

深く反省し、ヒョンビン様のお誕生日を目標に、今取り組んでいる仕事を完成しようと改めて誓った次第です。

 

まあ、締め切りは8月末だったんですけどね。。。ど~しよ~!