ヒョンビンさんの次回作の共演者であるファン・ジョンミンさんについてお勉強する旅が続いています。
木乃伊取りが木乃伊になるかも??
いや、でもやっぱりラブはヒョンビンさん一筋ですよ~💛(誰も気にしていないと思いますが)!
さてさて、今回視聴したのはブログお仲間様に教えていただいた『新しき世界』です。
ストーリーはまたもやYahoo!映画からまるっと拝借。
【ストーリー】
韓国で有名な犯罪組織の幹部チョン・チョン(ファン・ジョンミン)の右腕としても認められているジャソン(イ・ジョンジェ)。だがその正体は、カン課長(チェ・ミンシク)に潜入捜査を命じられた警察官であった。警官の職務を果たそうとするも、自分と同じ中国系韓国人であるチョン・チョンとの間に生まれた兄弟のような情と絆を裏切っていることに苦悩するジャソン。そんな中、組織のリーダー急死を契機にした後継者争いが勃発(ぼっぱつ)、さらに組織の一網打尽を目的とした捜査作戦が動き出す。
【感想】
わたくしね、日本のドラマで一番好きなの、と言われたらまず浮かぶのが『ダブルフェイス』なんですよね。
(あ、ソフトなほうだと朝ドラの『あさが来た』とかが浮かびます。平和なのも好きですよ。)
で、『ダブルフェイス』って潜入捜査官ものじゃないですか。あの、西島秀俊さんの苦悩する姿が美し過ぎるんですよね~。本家『インファナル・アフェア』はあまり印象に残らず、わたくしの中では『ダブルフェイス』のほうが上。
『新しき世界』も主人公のジャソンは6年間もヤクザ組織に潜入していてどんど偉くなっているんですけど、当然早く警察に戻りたいわけです。それなのに、いつもいつも「今回で最後だ」と警察の上司に言われ、全然復職させてもらえない。挙句の果てに「お前の身元をやつらにばらしたらどうする」的な脅しまで。望まない危険な任務を継続させられ、自分の身の上を誰にも明かせない孤独な闘いに苦悩するところは、『ダブルフェイス』の西島さんのキャラ同様ですね。切なさが伝わってきました。
この映画の最大の魅力はやっぱりファン・ジョンミンさん演じる親分チョン・チョンのキャラクターですね。当然ヤクザ(犯罪組織)のボスなので、超ワルなんですが、そこはショーケンなんで、憎めない。さらには、ジャソンとのじゃれ合いはまさにブロマンス。チョン・チョンの「おい、ブラザー」っていう呼び方がね、もう可愛いんですよ。ジャソンは警察の任務としてそこにいるはずなのに、警察の上司とは対照的に、この親分との間には本当の絆が出来ちゃっている。その描き方が、なんというか軽くないんですよね。こうやって文章書くとすごく陳腐に感じると思うんですけど。
後半は、まあ予想できないこともないのですが、出来たとしてもかなり心に響く印象深い展開になります。わたくしがウザいくらい連日夫に説明して「昨日も聞いたけど、記憶力大丈夫か?」と心配されるくらい、後を引く終わり方でした。
流血場面がかなり多いので、そこは片目を瞑ってしまいましたが、意外と耐えられました。寝る直前に観ると夢に観そうなので、『シークレットガーデン』で心を落ち着けて床に向かいましたよ。
このイ・ジョンジェさんのお役、ヒョンビンさん出来ると思います!全体的な流血量を4割くらい減らせば、ヒョンビンファン層もついてこられるはず。奥さんとのラブラインをもうちょっと深く描けばさらに良しですね。『ザ・ネゴシエーション』をさらにダークにした感じの路線で行けると思います、うん。
ということで、最後はやはりヒョンビンさんのことを思い出してしまいました~。
追伸:『チング』最終話を観終わったのですが、やっぱり作品中でもヒョンビンさんのお役が天国に行ってしまうってあまりに悲しくて耐えられず。しばらく現実逃避するかもです・・・。