「愛の不時着」で初めてヒョンビンを知ったわたくし。

私があまりに騒ぐので夫がなんか調べてくれて「シークレットガーデン」っていうのがすごく面白いらしいよ、と。

でも、最初DVDのパッケージ写真などを見たところ、まるでリ・ジョンヒョクと違うじゃないですか。だから、これははまれないわ~、と思ったんですよね。ヒョンビンは断然今のほうがかっこいいわ、と。

 

実際観始めてからも、3話くらいまでは、「いくらなんでも痩せ過ぎ!もちろんかっこいいけど」って感じでした。

しかし次第にストーリーにハマり始め、いつの間にかキム・ジュウォンのとりこに。

 

 

 

キル・ライムと入れ替わった時の演技も面白いし上手い!あれ?ヒョンビンってこんなに演技上手いんだ、って実は「シークレットガーデン」で思ったんですよね。

 

「愛の不時着」は、リ・ジョンヒョクのキャラクターを出すために、だいぶ感情を抑えた演技をしていたじゃないですが。そのため、結構ソン・イェジンさんの演技力に引っ張られているのかな、と勘違いしていたところがあって。

 

 

 

まあ、とにかく驚いたのが、(未見の方もいらっしゃるかもしれないので曖昧に書きますが)感情を爆発させる終盤のこのシーンでした。

 

 

 

ご自身も、「シークレットガーデン」ではこのシーンが最も印象深いと、入隊前に登場したバラエティー番組「TAXI」で語っておりましたよ。

 

MCの方が、こういうシーンを撮る場合、例えば親しい人がいなくなっちゃうとか、そういう悲しい出来事を思い浮かべるんですか?と聞いたところ、そういうこともあるにはあるが、このシーンに関しては、完全にシナリオの中のことだけを考えながら演技したそうです。長間回しのシーンだったので、ずっと感情を保ち続けているのが大変だったそうですよ。

 

 

真剣に演技論を語る若かりし頃のヒョンビンには尊敬の気持ちしかわいてこない!

 

 

先週の『週刊朝日』の2006年に行われたインタビューでも、こうした演技に向かう姿勢がわかる内容がありました。

 

以下抜粋

 

俳優として最も大切にしているものをたずねると、「真実です」と即答。「演技ではなく、シーンに自分が入りこむんです。自分が本当に思ったり感じたりすることが大事です。ウソがなければ、演技者の感情で観る人の気持ちも動かせるはずだから」。

 

抜粋終わり

 

確か同じころのNHKのハングル語口座の短いインタビューでも、好きな言葉は、の質問に「真実性」と答えていたと思います。

 

15年近く経った今、どんな演技論に達したのかはわかりませんが、今も「真実性」を追及してくれていたら嬉しいなあ、と思います。

 

だって、「愛の不時着」のリ・ジョンヒョクを演じながら、「パラグライダータンデム?初心者2人でやったら即死だわ!」「38度線越えねーし!キスするなら家でやっとくわ!」「匍匐前進を12時間?無理無理、人間の限界超えてるわ!」「うわ、国家情報院ゆるっ!これじゃあ北朝鮮のスパイ活躍し放題だわ!」「引っ越しのピアノを水辺に放置?湿気は大敵だっての!」「スイスで優雅に2週間休暇?韓国人でも取れねーよ!」とか思ってたら悲しいじゃないですか(笑)。

 

思わず「愛の不時着」観ながら疑問に思ってたなもんの心の声を漏らしてしまいましたがお許しを(笑)。ヒョンビンはこんなこと1ミリも思っていないと思いますよ、本当に!

 

月曜日の朝からヒョンビンで頭がいっぱいのわたくし。今週無事に仕事を終わらせられるんでしょうか・・・。