「愛の不時着」でヒョンビンさんの存在を知った新参者として、仕事がオンラインになったことを良いことに、空き時間にドラマや映画を見てキャッチアップしているところです。

多分最後の方に観るだろうな、と思っていた「愛してる、愛してない」(2011)ですが、とある商品をヤフオクで購入したところ、おまけに下記のチラシを入れていただき、「え、長髪も素敵じゃない!」と思って、さっそくAmazon primeでレンタル(しかなかった)で観てみました。

 

まずざっくりした感想を言うと「ファンは観て損はない」ということです。これ、撮影は「シークレット・ガーデン」の直前だと思うんですよね。「シークレット・ガーデン」の本読みの時の髪型がこれだったかと(もしかしてレイトオータムの髪型なのかもしれません)。

で、まず外見は、キム・ジュオンとまた違った憂いを帯びだ良い男でございます。

 

肝心のストーリーなのですが、ネタバレはしないことを前提に、既に紹介されている範囲で言うと、結婚5年目の夫婦の奥さんがある日突然「私出ていくわ」と離婚を切り出すところから始まる、ほぼ1日にのストーリー。

そのプロットを読んだときに、「おいおい、こんな彫刻男を置いて出ていく妻がいるか?現実味がないわ」

と思ったのですが、この夫をヒョンビンが「よ~くみたら美しいけど、うだつが上がらない優柔不断男」としてうまく演じているんです。

お顔が全部見えてしまうと、どうしてもオーラが消せないので、全編長い前髪で半分くらい隠しております。鬼才イ・ユンギ監督の鬼才ぶりはその辺に表れているんでしょうか・・・。

 

で、全体としては、ゆる~い日本映画の雰囲気です。私はあまりそういう映画は好きではないので、実を言うと、妻の出演部分は時々飛ばしました💦

しかし、終わってみるとなんとなく後を引くというか、もう一度気になって見直した映画です。結婚している人にとっては、「こういうこともあるのかしら」と思わせるかもしれませんね。

 

 

正直、個人的には素晴らしい映画とは思わないのですが、むしろ28歳(かな)のヒョンビンが、どうしてこういう映画に出ようと思ったのか、その動機が気になりました。

それについては、ベルリン国際映画祭での記者会見の映像があったので、また別途書きたいと思います。

 

ちなみに、このチラシは私の書斎の壁に抗して貼ってあり、オンラインで話しながらちらちらとみております(笑)。一度、夫の書斎で仕事やるときに、このチラシも移動して壁に貼ったら、部屋を返した後に大声で「ふざけるな(笑)!」と叫んでいるのが聞こえました・・・。

「愛の不時着」とか「シークレットガーデン」のヒョンビンだと、なんでしょう、オーラがすごすぎて仕事中に気が散るんですよ。

これくらいの愁いを帯びたゆる~いオーラだと平常心を保てます(笑)。