当たらないと定評のある?趣味の重賞予想コーナー

第140回 天皇賞・秋(GⅠ)

牝馬初の連覇がかかるウオッカが出走し、注目が集まるレース。
なんとなく、堅い決着となりそうな気配がする。

中心は、やはりウオッカ。
毎日王冠2着で不安説がささやかれているが、前走を目標としたカンパニーとはやはり本気度が違うレース内容だった。
2週間後に牝馬限定のエリザベス女王杯が開催されるにもかかわらず、あえて牡馬相手の天皇賞・秋に照準を合わせてきたことからも、陣営の自信が伺える。
ベストの距離とはいえないだろうが、力の違いでここは問題無く勝つだろう。

前日2番人気は、体質改善後に完全に本格化した感のある遅咲きの大器、6歳馬シンゲン。
今回は得意の東京コース、実績のある叩き2戦目、と好勝負必死か。
ちなみにシンゲンという名は、馬主が武田信玄の末裔だかららしいが、最近馬主が他人に変わった。

前日3番人気はオウケンブルースリ。
勝つときは強い勝ち方をするので人気になりやすいが、今回は距離が短いような気もする。
マイニング指数・スピード指数も低く、過信は禁物だ。

伏兵は、前日5番人気とあまり人気になっていないが、春のグランプリ馬ドリームジャーニーを推したい。
恐らく東京コース実績が無いことが人気を下げている理由だろうが、GⅠを2勝している馬だけに無視は絶対できない。

印は、今回は順当そうなので3頭に絞ってみました。

◎ ウオッカ
O シンゲン
▲ ドリームジャーニー
当たらないと定評のある?趣味の重賞予想コーナー

第52回 毎日放送賞スワンステークス(GⅡ)

フルゲート18頭で難解なレースだ。

展開は、マイネルレーニアが逃げて、ショウナンカザンやキンシャサノキセキが2番手か。

今回狙ってみたいのが、重賞初挑戦のショウナンカザン。
過去実績はとても変則的で、500万下を勝つまではダート一筋で掲示板の常連。
今年4月からは芝に転身し、条件戦を勝ち進めたが、その過程でも常に複勝圏内という堅実性が魅力。
今回相手はグッと強化されたが、直線で2~4番手あたりから徐々に進出し、
差し馬が来るまでにそのまま押し切ってしまうと読む。将来性を見込んでの先物買い。

相手は、トレノジュビリー・スズカコーズウェイ・キンシャサノキセキ。
強い相手と戦ってきて近走成績がイマイチだが、ここは巻き返しがあって然り。

穴ならクラウンプリンセスが怪しい。

◎ ショウナンカザン
〇 トレノジュビリー
▲  スズカコーズウェイ
△ キンシャサノキセキ
X クラウンプリンセス
本日は菊花賞がありました。
前日、夜が更けるまで予想し、さらに当日は締め切りギリギリまで検討した…

なのに、結果は散々。(もちろん、当たった人もいるかと思いますが)
「どこがいけなかったんだろう? 何が間違っていたんだろう?」
レース後、そう考えていた人も多いのではないかと思います。

では、競馬の結果は、予め決まっていると思いますか?
予想ファクターを様々な角度から分析すれば、未来の結果と同じ予想結果を得ることができると思いますか?

確かに予想ファクターを極限まで分析すれば、各馬の力関係がわかり、未来の結果に近づくのは間違いないでしょう。
それなら、と超高性能スーパーコンピューターで分析したからって、残念ながら1着馬を確実には当てられません。
コンピュータの性能は日進月歩で進化していますが、1着馬を当てることが出来る確率というのはほとんど変わっていません。

何故か?

それは、予想で求められるのは、競走馬が平均的に出せる能力だけだからです。

つまり、競走馬はいつも一定の力を出しているわけではないのです。
平均的に出せる能力から、常にそれ以上、それ以下の能力を出して走っているのです。

例を挙げてみましょう。

能力が100と判定されたA馬、能力が80と判定されたB馬の2頭がレースをします。
この2頭がレースをやった場合、A馬がいつも一着になると限りません。
これは馬が常にそれ以上、それ以下の能力を出して走っているからです。
場合によって、A馬は120の能力を出せたり、80の能力しか出せなかったりするわけです。
仮に、馬がいつも一定の能力を出すのなら、A馬が常に一着になるでしょう。
ですが、A馬が80の能力しか出せなかった時に、B馬が90の能力を出す時もあるはずです。

これが、予想で100%勝ち馬を当てられない理由であり、波乱になる理由なのです。


ですので、今後はこう認識しましょう。

競走馬は常に一定の能力で走っていないので、一番強い馬が勝つとは限らない。
予想で各馬の能力を正確に算出できても、所詮は各馬の勝率を正確に算出できたことに過ぎない。
そして、複数の馬が走る限り、ある馬の勝率が100%になることはありえない。

競馬の結果は予め決まっているわけではなく、確率に支配された偶然の結果だと割り切ろう。


こう考えると
「ここを読み間違えたから外れた」とレース回顧することは、無駄な労力だとわかるはずです。