2009/06/23 | 中庭の少年

2009/06/23

ここはトイレ。オレンジ色の明かりが便器を照らす。「全部真っ白だったら素敵なのに」と思う。

ここは街の中。夜遅くなのに人々はどこかへ向かっている。「例えば、ドラえもんの道具、一つさえあれば…」と思う。
「ムナシイ」と、誰かが呟く。こんな世界ムナシイ。かなしいくらい満たされた世界で何を話そう、何食べよう。むなしさに包まれた心、空っぽの心。サイコロの目は……。
「なにをわかったことを!」 その腐った哲学ならいらない。乾いた口からよくもまあ数えきれない言葉が出てくるものだ。言葉遊びはいらない。 ただ前に、少し前に進んでみた 少しだけ前に いつだって少しずつ前に進んでいきたい