
「地窓」というものをご存じでしょうか?
和室にある、床からの窓で、窓自体の高さが低い窓の事を、「地窓」と言います。
和室の場合、畳みに座る事が多いですよね。
あるいは、寝転がる事も多いかもしれません。
この時、視線は当然ながら、椅子に座った時よりも低くなります。
その時の、視線の高さを考えて、低い位置に付けるのが、地窓となります。
また、床から天井付近までの高さの窓にしないで、下の方だけの窓にするのにも理由があります。
・ある程度、外の見える範囲を限定する事により、隣家の家が見えなくする、
・あまり観たくないものが目に入ってこないようにする、
といった効果を考えているのですね。
窓の機能としては、
・通風
・換気
・採光
などの役目があるわけですが、
それ以外にも人が外を見て楽しむ、外の空気感を感じる、という役目もあります。
ルイス・カーンという建築家は
「人は窓辺に座って読書する」
と言っています。
これは窓際に座って外の空気を感じながら過ごす、という事を意味しているのですね。
和室の場合、人が座った時にどう見えるか?
また、立っている時と座っている時に、外の見え方が違うように計算して窓を付ける。
注意点は、外から見たときの家デザインです。
窓の高さが違うと違和感がある場合、少し工夫をしながら、地窓を付けないといけません。