謹賀新年 | ブラウザ三国志ノート 「軍令」

ブラウザ三国志ノート 「軍令」

w2鯖 ★ゴン太王国★戦場カメラマン・ナミ@ZTKの戦争実況中継ブログ。非戦時は適当。

あけましておめでとうございます。

絶賛戦争中でしたが31日10時にてしばしの休戦モード。

ブラ三もすでに12期、ずいぶん長いことやってますね。
私はかつてFFXIを7年くらいやってましたが、ブラウザゲーでこんなにハマるとは…。

1期14鯖でゴンとふたりで別に深い考えもなくはじめたブラ三、まさかこんな単純なブラウザゲーにここまでハマるとは夢にも思いませんでしたが、実際リアル友人もたくさんできたり、まあツッコんだ金額に見合う、いやそれ以上の見えない財産をたくさん得たと確信しています。

ここでちっと1期からのブラ三のシステム的な流れ的なものを思い出してみます。

1期。ぶっちゃけこの頃はプレイヤーがほとんど無知もいいところ。

「剣強時代」と言われたのもこの期で、とにかくあらゆる武将に「剣兵の強擊」がまるでザクマシンガンのように標準装備されていたのを思い出します。今思えば、結局戦争は今にもましてほとんどがオセロ戦で、剣兵をつれて走ることなどめったになかったわけで。
当時はいわゆる同スキルによるレベルアップ(通称smk上げ)が存在しておらず、同じカードでしかスキルレベルを上げられなかったため、SRよりも育成したCやUCのほうがはるかに強いという時代でした。しかしまあ、今思えば、この現在ではありえないだろう育成ノンレアがキラカードを凌駕するというシステムがブラ三の人気上昇につながったのではなかろうかと思っています。
当時はSR趙雲最強伝説時代。デフォルトで槍兵突覇のLV5を装備しており、最強カードの名をほしいままにしていました。今でも大人気のSR呂布は実は当時はただ単騎が強いだけの残念SRとされていました。つまり、当時は★7や★8なんかを単騎で落とすなんて発想自体がなかったわけですね。

また、カード育成についても今では当たり前の「移動振り」などというものは存在しませんでした。
攻撃か知力極振りの2択で、今では考えられないことに「防御武将」は不要とされていました。
なにせ、カードはどいつもこいつも攻撃極振りなわけですから、しかも1期なのでろくにレベルもあがっていないわけで、当然防御武将にいたってはまったくレベルが上げられない状態といっても差し支えないわけで。

結果、防御の要は兵によるもの、という形になり、当時は○○防御や八卦の陣なんかも使う人がいたものです。まあそれに対して大砲側もほぼ奇計百出か○○の強擊がメインでしたので、今から考えるとほんとゴム鉄砲の撃ち合いみたいな戦いだった気がします。
「庶民の核兵器」といわれた奇計知力振り程普なんか懐かしい限りですね…。

その中で、当時から今も輝きを失わないのがスキル「覇道」を用いた高速めくり戦法。

今でこそ高速武将による手数が主流となっていますが、当時この高レベル覇道を使った戦術はすさまじい制圧力を持っていました。これを14鯖で初めて本格的に大量投入したのは★飛龍★さんでした。剣兵の強擊を全て覇道に換装しなおし、大量の覇道騎兵で戦地を一撃一領土でめくっていく。いまではさほど珍しくない光景も当時は誰もが信じられないといった感覚だったものです。なぜって当時「覇道」は効果が意味不明の残念スキル筆頭クラス扱いだったのですから。

そしてURカードが実装されます。いわゆる最初期のURは非常に性能が高く、中でもUR諸葛亮のスキル「臥龍覚醒」は引いた瞬間最強引率カードとなるほどのものでした。さらにはいわゆる同名スキル合成が解禁され、SRなどでも育成の可能性が広がっていきます。

そしてこの頃になるとだんだんカード育成の研究も進み、隠し合成などの認知度も上がってくることになります。私が知る限り、1期初期から「隠し合成」を認識し、それを実践していたのは三盟の女帝みずきさんただひとり。彼女の内政官にはすべて「技術」が標準装備されており、当然1期でレベルなど上がらないわけですから超低確率合成の連打でつけたということは言うまでもなく、今もなおゴンに「フリーザ様を目の前にした気分」と言わしめた圧倒的なお方であったことを物語ります。

カードや兵種の研究が進むと、急速に剣兵人気が下落し2期にはすでに剣兵はほとんど作成すらされなくなりました。死ぬほどつけた剣兵の強擊を泣く泣く消しまくった記憶があります。
そして高価なUC劉備を使って覇道武将を量産していきました。しかしこの頃はまだ白兵武将の高速化というものは流行りません。なぜならまだ2期で全体的に武将のレベルが低く、移動に振ってしまえば領地をめくる武力がなくなるから、まあ流行りようがなかったのいうのが正しいかもしれません。このあたりから時代は剣強時代から3コス極擊時代へと移り変わっていきます。

かなりの長い間、UC典韋の「槍兵の極擊LV10」が世界の大砲人気No1に君臨していました。
安価なUCによる大火力の実現、さらに矛槍兵は3兵種で最もコスパがよいわけで、これを超える破壊力を持つ君主はいわゆるSRやURを育成する数少ない選ばれた方々しかいない感じでした。

この頃の大砲、人気があったのは極擊を除けば少々火力は落ちるものの全兵種号令である「覇王の進撃」、鈍足になるリスクはあるが火力は最高クラスの「蛮王の襲撃」などでしょうか。私はUC曹操につけた「覇王の進撃」を大砲として使っていましたが、その火力は170%だかそこら。極擊10が228%ですから、その火力差を補完するためにいつも3兵種を作っていました。

この極擊時代を終焉せしめたのが、「軍極」実装です。

「軍極」は実装当初はURであり、かつ発動条件が面倒で、さらにはスキルレベルが1であることからしばらくの間見向きもされませんでした。しかし、一部の廃人がこれに目をつけ軍極スキルを上げていったところ、まさに常識はずれの破壊力を実現できることが発覚し、あっという間に世界の大砲フェチ達の注目の的となります。そしていつしか世界の大砲=軍極と言ってもいいほどに広まっていきました。しかし高レベル軍極はURの重ねが必要で敷居が高く、これによりいわゆる「大砲」というものは選ばれたものしか持ち得ない必殺技と変遷していきます。

そしてしばしの間、犬も歩けば軍極に当たるほどに大砲といえば軍極、という感じだったのですが、これにまた一石を投じるスキルが実装されます。そう、「飛蹄進軍」です。
軍極は確かに強いがデッキコスト依存なので序盤は十分な破壊力が得られず、かつ発動するときはデッキが全埋まりするので使いにくいので嫌いというプレイヤーは多く(というか今でも多い)、これがSP版SR甘寧で付与可能になったときに、世界は飛蹄付与ブームで沸き立ちました。
しかしこれまたコスト&レベル(移動振りポイント)依存であるために、付与した高レベルカードがほぼ強制的に移動極振りになるため単体としての使い道が皆無になるため(デュエルの移動スロットくらいだがコストがデカいのでこれも微妙)、現在では軍極派と飛蹄派で人気を分けているような状態となっています。また、これら2大引率スキルの中にあって地味な人気を誇るのが「勇将飛矢」。これは最近になって長らく不遇だった弓の状況が改善され、また極端な矛槍人気の対抗手段として弓武将、弩兵屋人気が高まってきた、というのが背景にあります。

現在では人気兵種は矛と弩が6:4くらいでしょうか。相変わらず近衛屋さんというものはほとんど見かけません。まあなんだかんだで矛が一番多い=騎兵だとブッ刺さり率が高いというわけですから、最悪のコスパも合わせて人気が出ないのはまあ仕方のないところか。一応一番強い兵種なんですけどね近衛騎兵は。

大砲の歴史はこの後、UR龐統の「連環の計」が最強の座に君臨するわけですが、これはホントに敷居が高く、ごく少数の君主しか放つことのできない伝説の武器と化しています。
ただでさえクソ高価なUR龐統を重ねなければならないのに加え、レベル350とかの「1コスト武将」を量産しなくてはならず、さらにデッキが全埋まりする発動条件から、その真の姿はツチノコなみに見ることができません。ごくまれに城を一撃で吹き飛ばしたりする姿を見ることができますが、今後もその希少度は変わらないと思われます。

単騎武将の進化はいわゆるパッシブスキルの実装や、条件つきながらも「飛将」を超える「隣地猛攻」などの実装、さらには「神飛将」の付与実装などでどんどんバブル化していき、最近ついに究極の破壊力を誇る4コストUR張飛の「燕神破軍」が登場しました。これにより、単騎火力が150万を超えるようになり、単騎カードも「攻撃力100万以上」の所持がステータスになるような時代になりつつあります。かつては単騎50万で神のようにあがめられたものが、今では80万超えがいないと★9を確殺できないという非常に手厳しい仕様になっています。

さて、カードの進化は置いといて、おそらくブラ三で最も大きな時代のうねりを引き起こしたのはこれであろうというモノ、それは「遠征訓練所」の実装です。

この遠訓の実装によって、いわば世界が凝縮したがごとく高速移動が可能になり、それはまさに人類が飛行機を手にしたようなものといっても過言ではありません。これによって、レベリングから戦争、開幕からの内政方針などすべてが変わったと言ってもよいでしょう。

この頃はもう武将のレベルもそこそこ上がっており、いわゆる「移動振り」もそれなりに浸透してきていました。そこにこの遠訓の登場によって、超遠距離得意兵種の★5によるレベリングが主流となり、武将のレベルの上がり方が一気に急加速することになります。
戦争では陥落君主の僻地の足場に小一時間で敵が飛んでくるようになり、いわゆる楽園形成が戦術的に致命的な弱点となる決め手となりました。開幕では遠訓作成による衝車の高速化が何よりも優先されるようになり、本拠で普通に資源地形を作って内政するなどということはほぼなくなりました。

ここでいわゆる「鹵獲系」カードがものを言ってくるわけで、SP劉備諸葛や高レベル鹵獲を多くもつ君主は最初に倉庫だけを拡張してひたすら資源狩りで一直線に遠征訓練所を作り、その瞬間から鹵獲パワーが10倍近くにもなるのでそのまま車量産や数日で投石開発まで持って行ってしまうという荒業も可能です。

また、大兵舎の実装によって本拠軍事化で55000を超える兵枠獲得が可能になったため、いわゆる糧村政策が主流となり、空きマスの多い★8、★9の奪い合いが開幕の風物詩となっています。


そして今期、盾兵、重盾兵、大剣兵という新兵種が登場しました。

3兵種に極端に強く剣兵には弱い盾系兵種がいかなる活躍をするのか。
とりあえず現時点で「重盾」が鬼のように硬いというのはジャイ氏の隣接★2をよってたかってまったくめくれなかったことからも明白なわけですが(まあ被ダメをみて飛んでくる武将兵種を読んで援軍の兵種交換をしていたであろう氏の辣腕による部分が大きいとは思うが)、同時に斬新さからでしょうか、いわゆる援軍の内容がかなり盾系に偏っている気がするわけで、そうなると大剣兵の大軍をぶつけるのが実は最も効率がいいのかもしれないとも思うわけで。
実際今でも援軍武将は張角が非常に多いわけで、やはりエース格を落とすためには大剣兵をぶつけてその後に3兵種という流れになるのか…とも思うわけで。


いろいろ変わってきたブラ三、そのうち「覇」カードなるものも出るというし、今年はどうなっていくのでしょう。