梅雨入り前に、たくさん登りたいと思っていたんです。


8日、高落場山(たかおちばやま•富山県南砺市1122メートル)

去年登った八乙女山から稜線繋がってる山です。

登山道はいくつかあるようで、今年クマーとのニアミス情報あった道を避けて選びましたが。

検索してもこのルートの登山記録が少ない。一抹の不安……だから土曜日にしました。


この不安が的中しまして。

とにかく途中から登る角度がエグくてエグくて、間違いなく私のレベルで登っていいところじゃない。トレッキングポールがないと無理。



あとこれは感覚の話ですけど、雰囲気がヤバい。

なんて言っていいかわかりませんが、登山道ではあるけど人が入っちゃいけない空気が。

とにかく怖かった。思い出すとまだ怖い。

スカパラ爆音で流しながら歩きました。

実際、クマーが木の皮はいだ跡らしきものが2箇所ほどありましてね……


引き返そうかと何度も思いましたが、急すぎて、登るのはなんとかなるけど降りるの無理なんですよね……



やっと出た!稜線の、道宗道!!
生き返った気分ですよもう。

そして山頂。なんだこの平和な空気。
日差し直撃だけど。思ったより眺望ないけど。
さっきまでのいつ襲われるかわからない雰囲気と全然(泣)

さて下山しますが、よーくわかりました。
あの登山道の記録が少ないのも、あっても下山は別ルート取ってて往復じゃないのも。
あんなとこ降りられるか。

ということで遠回りします。命が惜しい。
道宗道を横移動して、元々ずっと見たかった、ここ。

兜ブナ、と呼ばれる異形のブナです。
すごい。

そしてブナ原生林を下って林道に出て、
縄ヶ池に出ました。
パラグライダーとかやってるみたい。
生きて戻れた喜びと絶景。しみじみ。


ほぼ恐怖体験、が美しい景色で上書きされて、無事に下山できて良かったね!


とはならなかったんですよ。

恐怖はこのあと。


夜、自宅で入浴中に発見しました。

マダニです。

とりあえず、パニックでした。

素人が無理に取っちゃダメみたいなことを聞いた気がしたんですが、今現在自分の皮膚に頭突っ込んでもがいてるんですよヒー

取ってしまいました。なんて浅はかな。

見事に口?が残って、毛抜きでがんばっても無駄。

……終わった。


(後でググって調べた情報。基本は病院で取ってもらうのが一番ですが、ワセリンで覆って窒息させる、線香の熱で殺すなどあるらしい)


はい、今日、病院で取ってもらいました。

口が残った場合は皮膚ごと切り取って縫合です。

怖かった。

あの手術野?だけくり抜いてあるシート?紙?かけられた時はちょっとテンション上がりましたが怖かったです。

一応、抗生剤出してもらえました。

感染症の予防ですが、完全に防げるわけではないのと潜伏期間が2週間あるのでその間発熱などに注意、だそうです。原画展までには進退が決まりそうです。

あと先生が「病理にまわして…」と言ってたのが聞こえたので、マダニの口(私の肉付き)が病理検査されます。

当たり前だったらすいません、田舎の病院でちゃんとしてくれるって感動なんです。


今帰って、綺麗な夕焼け眺めててすごくウォーキングに行きたいんですが

これ安静にしてた方がいいやつですかね……

そろそろ麻酔切れるやつですかね……


皆さまもお気を付けください。

オニヤンマ君、買ったんですよ……それでいつもは使ってる虫除けスプレーしなかったんですよ……飛ばない虫にはオニヤンマ君関係ないですよねえ。