とうとう今日です!
行ってきました!(鼻息)

でね、何日も前から悩んでたのは交通手段。
金沢市民芸術村、一度だけ中にあるレストランなら行ったことありますが…駐車場はあるんですけどね、「期間中金沢駅からシャトルバス運行」とか言われると、ひとりで行くのに車って気が引ける。行って満車、も困る。
バスで行くことにしました。
と言っても、一番近いバス停は路線が違うんです。ほんと、地方都市のしかも郊外ってこうゆうの不便。車ないと生活できない所以。

で、そのバス停、
けっこう遠い(゚∀゚;)
ミゾレ降ってきた
てかヒール履いてきた
ううう…

トドメに、
到着したバス停も遠い(゚Д゚;)

マジで。帰りも大変やん。
てか私風邪治りがけ。
なんとか着きました、芸術村。


すごい雨降ってるけど。
でもさすが芸術村、アートな空間。


ここです!間に合った!(*゚∀゚*)

小劇場のような会場で、視力悪いし最前列を陣取りました。後で後悔します(笑)
小さな会場ですがいっぱい。
てか観客の半分ぐらいからクリエイター臭がする。ハンチング率がすごい。場違い感でいたたまれません…

トークショーは、鏡花記念館の学芸員、穴倉さんを司会に、絵本「化鳥」を英訳されたピーター・バナードさん、そしてイラストレーター中川学さん。
うああああ本物の中川さんだよう!
感動!感動!すごい嬉しい!
けど新聞やらテレビやらの撮影してて足を綺麗に揃えたまま身動きできない(笑)

内容はもちろんとても興味深くて、あっという間の1時間でした。
日本の、しかも鏡花作品を、しかも日本の民俗風習などを、英訳する苦労について。
昔英会話の先生に聞いた話ですが、「バグズライフ」て映画ありましたよね?てんとう虫が出てくるんですが、「~~、lady?(~だよな、お嬢さん?)」と話しかけられて僕はお嬢さんじゃない!と怒るシーンがあるんです。あれは、実は英語でてんとう虫=ladybugというから。ladybugなのにオス、ってネタなのに日本語字幕では伝わってないって話。
そうゆう、ただ訳しても伝わらないことって沢山あるはずなんです。
てかピーターさんとてもお若くて現役大学院生で日本語ペラペラ!鏡花もすごく読み込んでらっしゃいます。アメリカ人なのに鏡花の世界観を、中川さんのイラストの世界観を、壊さないよう苦心した、とか何その気遣い!すごいなぁこんな人がいるんだ。
中川さんのこだわりも聞けて良かった…

終了後、なんとサインをお願いできるとのこと
マジか絵本持ってこれば良かったあああ

いやでも根性見せて手ぶらだけど握手してもらいました。
前の方の見てたら、鮟鱇博士描いてもらってた…ああ…一生の不覚(;ω;)

そうそう、恩師にも会えました。
パンフレット見ると「フェスティバル委員長」としてお名前が書かれていたので、そりゃそうだよなあ、忙しいよなあと思ってたら、なんと先生トークショー会場に。
ご挨拶できて良かったです。まあ覚えてたか怪しいんですが、すごい数の教え子でしょうから。薪さんすごい(笑)

先生が出るシンポジウムもあるようで、パネリストがすごい顔ぶれでしたがそちらは申し込みが必要だったので、「泉鏡花とメディアミックス」という展示を見てきました。
これが鏡花を扱った映画、演劇にマンガにアニメまで!を展示してるとゆう…粟田博士がいたら狂喜なさったでしょうねえ。波津彬子さんとか今市子さんとか。
「文豪とアルケミスト」というゲーム?の泉鏡花がパネルになって立ってたり。犀星と秋声もいましたが、鏡花が一番艶やか(笑)

さて。
来た道を戻りましょうか。
駐車場空いてるぽかったけどね
何をとち狂ったか、時間もあったし歩くの楽しくなってバス停いっこ遠くまで。
で、バス降りたところで暴風雨です。傘折れそうです。子供の頃を思い出しました…
なみたろうの地元は地形の関係で山から吹き下ろす風が強くて。冬は雪が叩きつけて、今どきは聞かないしもやけとかよくなりました。指先とか、耳とか。冬山か。

家に帰ってから、もう、エアコンつける前にお風呂入りました。アレです、凍えてた子猫ひろった時の対応です。
色々と非日常な日でした…

なんかでも、圧倒的な「才能ある人」たちのオーラを感じました。
なんだろう。風邪ひいてる場合じゃない。
自分の好きなことにとことんのめりこんでるって、素敵だと思うのです。よね。