お弁当、量が多すぎた・・・。

せっかくのご飯残しちゃったよ。


さ、授業授業。

午後はいきなりビデオを見ました。

おなかいっぱいで眠いのに

暗くしないで~・・・


ビデオは恐竜全滅のお話。

生物と関連付けて戦略を考えるということが目的らしい。


結論から言うと、恐竜は花や植物との共存ができなかったの。

つまり、生態系からはずされて絶滅したと考えられるのです。

(もちろん、隕石があたって氷河期に耐えられなかったんだけど・・・)


そうはいっても、哺乳類は氷河期を乗り越えて、花や植物とちゃんと共存できたのね。

花や植物が繁殖するのを手伝いながら、彼らがくれる蜜や果実をご褒美としながら

いい関係を保つことができたから、生き抜き、進化・発展することができたのです。


詳しく言うと、環境変化(植物の進化)には3段階のフェーズがあって、

第一フェーズはシダ植物。水を触媒として胞子で繁殖をしていました。


第二フェーズは裸子植物。このときは風媒によって花粉を飛ばし巨木の森を作ったの。

このとき恐竜が巨木の森に甘えて、木々を食べつくしてたのね。

(私の敵である杉は、この裸子植物。いい加減進化して花粉飛ばすのやめてくれ~~~)



そして第三フェーズは被子植物へと進化。

植物だって黙って食べられてるだけじゃないのよ。

昆虫に種子を運んでもらうため、綺麗な花を咲かせたり、種子を散布するため

花粉や蜜、木の実や果実など開発・工夫して進化してるの。すごい~


前に高尾山行ったときに看板に書いてあったのとおんなじ。

動物が木の実を食べることで遠くに種が運んでもらえるのね。

これぞまさしくWin-Winの関係。

恐竜とは一方通行だったけど、私たちとはまさに共存してるって感じ。


恐竜のように利己的じゃだめね、環境変化についていけないからね。


「恐竜」・・・戦略なし。残念。

「植物・花」・・・戦略恐るべし。かわいいふりしてわりとやるもんだね~


そう、長く生き残りたいなら共生関係じゃないとね。

企業も同じ、利益・利潤(Take)と環境に対する戦略・社会貢献(Give)があってこそ、

生き残れるのです。


 次、成長戦略について。


戦略には大きく分けて成長戦略(Groth Strategy)競争戦略があります。

ライブドアは成長戦略にメディアを利用したのね。

これまでは1年1年地道に積み上げていくのが当たり前だったけど、

ライブドアみたいに一気にでっかくなりたいと思うのは、このご時勢当然ともいえます。


今まで知らなかった会社→プロ野球参入に手を上げて知名度向上

→リーマンブラザーズが巨額の投資をする→ニッポン放送・フジテレビ買収の件・・・

ライブドアは一気に成長のステージを登ったといえるでしょう。


そして成長戦略には4つの分類があります。


①「市場浸透」既存市場に対して既存製品・サービスを浸透させる戦略。

非ユーザーへの浸透、既存ユーザー一人当たりの購買量の増大、

競合他社からの吸引をはかるもの。


②「市場開発」新規市場に対して既存製品・サービスを浸透させ

売り上げの増大を図る戦略。

地域的に新しい市場を求める方法(国際化戦略)や、既存市場に近い新しいセグメントを

開拓する方法。 


③「製品・サービス開発」既存の市場において新しい製品・サービスを展開する戦略。

市場(ターゲット)は変わらないけど新製品・サービスを展開する方法。

車のマイナーチェンジやメジャーチェンジなどレベルの差はあるけど。


④「多角化」新市場において、新しい製品・サービスを展開する戦略。

市場・製品共に現在の事業分野の外部に成長機会を求める方法。

 本業に近い:シナジー効果活かせる・・・関連型多角化といいます。

 本業に遠い:シナジー効果活かせない・・・非関連型多角化といいます。


ユニクロの野菜事業はシナジーや経験がないため、事業リスクが大きいのです。

だからだめになっちゃったのかな。


多角化戦略といえば、ヤマト運輸の例があります。

1976年1月、ヤマト運輸は宅急便を開始しました。

そして1979年には企業向け配送事業を廃止という大胆な決断を。


これまで企業をターゲットに企業間輸送が当たり前だった運送業において、

ヤマト運輸が成し遂げた「個人をターゲットに個人宅への輸送事業」は民間で初めてのこと。

まさにニッチ戦略かつ、多角化戦略でした。

(一見すると、同じように見えるこの事業ですが、システムの根本が違うので多角化です。)


そして、初年度2個だった宅配便取り扱い個数も今や9億8380万個に。

ニッチの拡大です。


1983年スキー宅急便、1984年ゴルフ宅急便、1988年クール宅急便、

1992年宅急便タイムサービス開始・・・と数々のサービスを創造してきたヤマトさんですが

全国に5600拠点を誇る10万人の大企業へと躍進。

しかし、まだまだ挑戦は続いています。

各拠点の営業所をセンター化して、ある意味SBU(Strategic Business Unit)に。

独立させたの。

そして、はじめたことは、「ホームコンビニエンス事業」。

これは、想像通り、電話一本でお水やトイレットペーパーをお届けするサービス。

拠点数を増やすことで、地域に根付いたサービスを展開。

つまり、ドライバーと顧客との関係を深く、きめ細かいサービスで、コミュニケーションを

とりやすくしたわけ。ターゲットは変わってないから、「製品・サービス開発戦略」ね。

結果的に高齢化社会に適応したサービスとして受け入れられ、これからますます

発展しそうな感じ。


ここで重要なのは、なぜこんなことが実現したかということ。

ヤマトさんはドライバー一人ひとりに携帯電話をもたせて、お客さんから直接連絡取れる

仕組みにしたの。今までのセンター経由じゃないから、話が早いってこと。

最近は商社における卸業者の中抜きや、企業におけるミドルマネジメントの中抜きのように

中抜き化」が進んでいるのね。


佐川急便は法人向けサービスをメインにしているから、住み分けもされているのね。

とはいえ、これから郵便屋さんが参入してくるから、どうなるのか楽しみでもあり。



そして、今日の最後はM&A(Merger & Acquisiton)について。

内部資源を活用する非関連多角化は、1976年に個人向けサービスを始めたヤマトさんの例。

これの外部資源を活用するバージョンが、ライブドアやソフトバンクのホークス球団買収の例ね。

手っ取り早くお金で買っちゃうの。ちょっとドライ。


これに対して、内部資源を活用して関連多角化するのが、研究開発強化や新部門設立。

外部資源活用で関連多角化するのは提携だね。


いじょーう。

今日の授業はこれにて終了です。

お疲れ様でしたーーーーーーっ

ふー。。。


ずっと座りっぱなしだったし、歩いて帰ってみよう!

なんだ、10分でついたよ。

明日からは歩いてバス代節約しましょ。


さ、明日もがんばらねば。

ファイトッ!