5月3日晴れ。

今朝は早起きしてお弁当作りから始まった。

おかずはインゲンのベーコン巻きとほうれん草のソーセージ、

冷凍春巻きとプチトマト。

土釜で炊きたてほかほかご飯にゴマを振りかけて。

念のため梅干も。

教科書の脇にゴージャス弁当かばんに入れて9時出発。

うちからバスで3つ目。

大学はバス停の目の前。

近くて便利。


短大卒業してから9年か・・・。

ちょっぴり信じられない。こんな自分。 

あらためてそう思いながら教室に。


初めてのSC(スクーリング)は「経営戦略の考え方」。

先生、今日から3日間、お付き合いよろしくお願いします m(_ _)m

先生は高木ぶーさんにモーツアルトのかつらをかぶせた感じ?

というよりはお笑いマンガ道場の富永一郎先生似かな。

まじめそうで個人的には好きかも。


さて本題。

まずは経営戦略論についての概要説明から。

戦略(Strategy)は戦術(Tactics)と比較されることが多いのだけど、

長期的で抽象的でトップマネジメントによるもの」だと覚えましょう。


もともと戦略は戦争において、

「どう勝つか」「生き残るには」というためにあったもの。

それが1950年頃から企業間における比喩として

論じられるようになったらしい。


いわゆる「経営学」には

経営管理論(1900年頃から)、経営組織論(1930年頃から)、

経営戦略論(1950年頃から)という三大メジャーが存在するらしい。

20世紀半ばの1950年頃から環境の不確実性が増大し、

企業の存続・成長(Going Concern)や企業の持続的・継続的発展(Sustainability)が

唱えられるようになりました。

「競合他社を出し抜いてでも自社が勝ち残らなければならない」時代に

変わってきたのですね。


ここで、戦略の4要素について復習です。

その①ドメインの定義(最近ではドメインの再定義です) Domain(事業領域)


アメリカの鉄道会社の失敗を例にとってみると、ドメインを鉄道事業としていたため、

自動車・トラック・飛行機といった代替輸送手段に市場を奪われました。

これを輸送事業としていれば、事業の発展が手詰まりにはならなかったのに・・・。


一方、日本の総合○○企業は選択と集中・特化を迫られています。

商社、電機、建設・・・と日本のバルブ期に領域を広げてきた企業は

「何でもやる」から「得意なものをやる」にその流れが変わってきています。

ここで難しいのは「何をやめるか」ということですね。


その②資源展開


ヒト・モノ・金・情報を合理的に調達し、分配していく。

これが資源展開です。わりにあっさり。


その③競合優位性 Conpetitive Advantage


強み・弱みを分析します。

ここで重要なのは、弱みを克服することよりも強みを伸ばしていくこと。

子育てと一緒です。

KFS(Key Factor for Success)を発見し、勝ちパターンを作ること。

これが優位性になり、コア・コンピタンス(Core Competance)

つまり中核能力となっていきます。

先生はコア・コンピタンスのことを真似できない、そしてお金で買えない

「決め技」だと教えてくれました。


トヨタ生産方式や組織文化などがその例です。

そして大事なのは、決め技は得意分野や勝てるフィールドで勝負しましょうと。

これが鉄則です。


その④シナジー Synt Energy→Synergy(相乗効果)


1+1=2 これじゃだめ

1+1=3、4、5、、、、こうでなくっちゃシナジーじゃない。

例えば鉄道会社が駅の近くにホテルを建てたり、

ビール会社が生産途中でできた酵母をサプリメントにして販売したりすること。


もう少し既存の製品市場から遠い分野での多角化になるとダイナミックシナジーという。

ユニクロが野菜の通信販売事業に進出した例はダイナミックシナジーです。

衣料品の顧客と野菜の顧客は違うし、製品も違うから、かなりリスクが大きいですね。

これはイノベーションを伴う多角化戦略で、新たなシナジーの創出になります。

(結局ユニクロ、野菜事業はやめちゃったみたいだけど)


ここまでが午前中の授業でした。

朝から爆睡してる人も多く見受けられましたが、私ったら真剣にノートとってました。

ここまで再現できるんだから、すごいでしょ。


さて、午後の授業に行ってみましょう・・・。