内反を制御したい。疼痛を やわらげたいと、思っていました。
その為に やったことについて お話します
🎈私は、"内呼吸" (ないこきゅう) という言葉を知ってから、それをつよく意識するようになりました。
入院中、脳卒中の後遺症である内反を制御する為にと 教わった事は、
「ゆっくりと 長く 息を吐く」
というものでした。
深呼吸をしながら、身体をとにかく ゆっくり動かすこと。
例えばリハビリベッドに腰掛けた状態から、立つ時のことです。
内反・・・私の場合、、、
立った ! その瞬間、、
ハムストリングス(太もも後ろ)付け根にきゅっと力が入って、脚、膝が完全に伸ばしきったとほぼ同時に、麻痺側の脚に伸張反射が起こり、足先が「内反尖足」の状態となり、足裏が空中に浮き 転倒のリスクが生じます。
この時 麻痺側の大腿~下腿~足裏の筋肉までが、こむら返り状態です。そして足裏が、身体の内側を向いていて、麻痺側脚全体が、腰辺りからつま先まで捻れている。
足裏が地面にペタっと着かず、足の小指側の側面が僅かに地面に着き、転倒しそうになってしまうのです。
こうなると、立ち上がった途中で、体勢のたてなおしが できないですし、足の踏み直しもできず、もう なすがままです。
あとは転倒するしかありません💦
私は入院中のリハビリ時間中、1度、そのような状態になり、身体の真後ろにあったリハビリベッドに、どっと尻もちをついた事がありました。一瞬の事でしたが、かなり怖かったですし、もし、リハビリ室の外だったなら 転倒していたと思います。
まだ、"弛緩"から抜けたばかりの頃で、現在のような身体の捻れや痛みも感じてなかった時期の事でした。
🎈この病気の後遺症。
見た目もかなり 特徴的だと思う
入院中、ひととき同室だった、整形外科で入院なさっていた80後半のお方は、脳卒中の私達患者を観て
「脳の病気 怖い、、」
と仰られましたし。
脳卒中の事を全く知らない他人様から見ても 、当事者と同じように恐ろしく感じるものだと、思います。
古代、
脳卒中が、"神の手"と言われたのは、こういう脳卒中の後遺症の、見た目もあるのだろうなと、思ってしまいます。
脳のなかで、そして身体のなかで何が起こっているのか。人には全く想像がつかない、制御不能だと、その"恐怖"は、現代以上だったのじゃないか と 思います。
ギリシャの名医ヒポクラテス(紀元前460~370頃)は、その記述のなかで、脳卒中を[ Plesso ]と表現しているとの事です。
これは、神の手、雷に撃たれる、悲劇への苦しみなど、様々に翻訳され続けているらしいです。
古代も 、、 いまも やはり恐ろしい病気だなと 思います。
全然分からない、自ら制御できないと、より 怖く 感じます。
だからこそ、まず、内反を知り、コントロールする事は、私にとっては課題であり、必至でした。
動作はひとつひとつをとにかくゆっくり丁寧に。息を長く吐きながら行うことを 繰り返しました。
ゆっくりゆっくり息を吐きながら、麻痺側の足裏が、じわっと地面に着くのを、ただ "待つ"という感じでしょうか。
そして、息を 静かに 完全に 吐き切ります。
速い動作はダメ。内反を誘発してしまうから。
深呼吸。出来るだけゆっくり長く息を吐きながら、地面に足裏が、着いてくるのを待つ。そして 息を全て 吐き切る。
ハスカップ♡ちょうど1年前の今日2020.6/27の写真がありました☼ 家族が撮ってくれたものです。うちの庭です。今年も実がたくさんなっています♪
以上のように、
入院中、内反をコントロールする方法のひとつとして
" 深呼吸する "
と教わりました。
今思えば、実際に行っていた事は、"内呼吸" だったのです。
鼻で呼吸。
息を吸う時、音をたてずに 静かに鼻から吸う
息を吐く時、音をたてずに 静かに長く鼻から吐く
1、2、3、4 で ゆっくり息を吸って
1、2、3、4、5、6 で ゆっくり息を吐く。最後までていねいに 全て 吐き切る
…そんな感じで私はやっています
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