コロのストレス満載の様子は、仕方ないですが予想通りでした。
そして現在はすっかり元気を取り戻しています。
ニャンコ達にとっては、変わらないどころかパワーアップした今回の旅でした。
スピカもマーブルも、保護されてから1ヶ月半は姉が世話をしていたので、いわば里帰りのようなものです。
道中の車内では、不安そうな鳴き声をだしていましたが、姉宅では全く遠慮もなく過ごしました。
姉の家で世話をされていた仔猫時代、姉宅のニャンコ3匹の中で特に一歳のムギちゃんと仲がよかったそうです。
そして約2ヶ月ぶりの再会。
少し警戒気味のムギちゃんに対して、物怖じしないスピカ。ムギちゃんの顔や身体にチョイチョイと手を伸ばして遊びに誘います。
この時マーブルは、ニャンコに対してやや遠慮ぎみな態度で、むしろ姉や義兄に甘えていました。
そしてスピカがムギちゃんにちょっかいをかけ始めてまもなく、ムギちゃんも誘いに乗って遊び始めました。
そんなこんなで、最初の二日くらいはムギちゃんと遊ぶのはスピカでした。
しかし徐々にマーブルも遠慮がなくなって、ムギちゃんとも追いかけっこをするようになりました。
見ていて不思議に思ったのは、3匹が同時に遊ぶことはなくて、たいてい2匹どうし。あぶれた1匹は一人遊びをしているか、寝ているかでした。
さらに遠慮のなさを発揮したスピカは、ムギちゃんがもらったオヤツを狙って猫パンチまで繰り出して奪います。
しまいにムギちゃんは、餌やオヤツを食べている時にスピカやマーブルが近付くと自分から譲るようになってしまいました。
ちなみにマーブルはムギちゃんに対して猫パンチまではしていません。
そんなムギちゃんは、けっこうな食いしん坊で、勝手に取った食べ物を人間が取り返そうとすると、強く抵抗します。
それなのに、スピカとマーブルには譲ってあげるのには、優しさを感じます。
分かりにくいですが、ムギちゃんがスピカを毛繕いしています。
仔猫だったスピカとマーブルがいなくなった後、ムギちゃんは情緒不安定になって、トイレの粗相が増えたそうなので、今回もあまりに仲の良い様子に別れた後が心配されましたが、今のところ大丈夫みたいです。
姉宅の他のニャンコは、ムギちゃん以外は他人に対して警戒心が強く、私がいるとあまり姿を見せてくれませんでした。スピカとマーブルに対しても、近付くと不機嫌そうに「にゃ~」と軽く威嚇するので、スピカとマーブルはそう鳴かれると引き返していました。
スピカとマーブルは、なんだか以前よりも食欲も増して、ジャンプ力もついたような気がします。
そして、年若いゆえの順応性の高さを、つくづく感じました。
コロについて旅の最後のエピソードです。
姉宅から帰宅するために車に荷物を積んでいくのを、玄関から見守っていたコロ。
仔猫達を入れたケージを車に積んだ途端に、焦ったように「く~ん く~ん」と鳴き出してしまいました。
置いていかれると心配になったのでしょうが、明らかに普通の荷物とニャンコ達を区別していたことや、ニャンコ達と自分が一緒に行くべきと認識していたことに感心しました。
やっぱりコロなりに仲間意識をもっていることがわかってよかったです。