秘密 泣く  東野圭吾



namiのブログ



妻の直子と小学5年生の娘、藻奈美を乗せたバスが

崖から転落。妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に

宿っていたのは死んだはずの妻だった。

その日から杉田家の切なく奇妙な『秘密』の原作であり

98年度のベストミステリーとして話題をさらった長編。

(文庫本、裏表紙引用)

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杉田家の切なくて奇妙な『秘密』の生活。

直子が藻奈美として悔いのない人生を送ろうと決心し

受験に向け学業にも力を入れ、主婦業もこなしていく。

直子は幼い女の子から少女そして娘へと成熟していくが

宿っているのは藻奈美ではなく妻の直子。

平助から見れば若い身体を手に入れ、直子だけが

楽しんでいる様に思い、異常なほどに妬きもちを抱く。

直子との距離感を感じずにはいられない。

中年の男性である平助の揺れ、娘の身体を持った直子の

心の葛藤や苦しみ.....

世間にこの奇妙な生活を隠している『秘密』

でも....

東野さんが用意していたのは、これだけではなかった。

心が震え上がる。。。結末

私は最後に悲しみが二度襲ってきた。

でも...悲しみだけで終わる小説ではなかった...

その悲しみを和らげてくれる技を東野さんは、ちゃ~んと

持っていらっしゃいます。

この小説を読んで、納得できる人

何故?って困惑する人

様々な感想が飛び交うでしょう

人には心があるから心が揺れるドラマに弱いんでしょうね

ラブラブ

読み応えありあり~

東野ワールド大満足のBookでしたぁ~

東野さんの変身に近い作風でした




愛が理由 キラ  矢口敦子




namiのブログ-愛が理由


親友、美佐子の突然の死を知らされた39歳の翻訳家、麻子。

死因が納得出来ない麻子の前に現れた美少年、泉は、年上の女性を

翻弄し心中に見せかけ死に追いやる『心中ゲーム』の存在を教える。

彼女は若者に弄ばれ死んだのか?

泉の力を借りて真相を探る麻子に死んだ美佐子からメールが届く。

女性の孤独と切なさが胸を打つ恋愛サスペンス。(あらすじ引用)

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事件の真相を探る中で麻子は泉に惹かれていく場面がある。

泉の言葉や言い分けを素直に受け入れてしまう麻子。

ひとりぼっちで翻訳の仕事をしているところへ現れた美少年。

甘えられたり優しくされると、歳が離れていても彼にどうしようもなく

惹かれてしまうものなのか?

気まぐれな美少年に.舞い上がる女性心理......

わからないでもないが..少し違和感を覚えた。

それよりも数年ぶりに現れた昔の彼、平田が麻子の力になり

守ってくれていた事に。。女性心理を擽られてしまう。

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矢口敦子さん

  1953年 北海道生まれ

  病気の為、小学校5年で通学をやめる。

  通信教育で大学を卒業する。

  97年『人形になる』で女流新人賞受賞。

  その他の著書に『家族の行方』『そこにいる人』などがある。





償い 音譜 矢口敦子



namiのブログ

35歳の医師、日高は子どもの病死と妻の自殺で絶望し

ホームレスとなる。

郊外の町で社会的弱者を狙った連続殺人事件が起き

日高はある刑事の依頼で『探偵』となる。

彼はかつて自分が命を救った15歳の少年が犯人では

ないかと疑い始める。 (本のあらすじ引用)




流れ着いた街で偶然出会った少年と日高は仲良くなっていく。

しかし少年の心には深い闇がある様だった.....

どこか大人びた少年...人の心の泣き声が聴こえるという少年。

日高と少年との会話に精神や心の闇が見え隠れする。

結局は優しさが引き起こした殺人?

いつもの事ながら読んでいくうちにホームレスとなった日高に

とても好感を持ってしまった。

どんな生活状況になろうと、持ってる質というか

冷静で優しげで品のある日高が部分的に顔を覗かせる。

作品の奥から小出し小出しに現れてくる人の心の嘆き・・・

矢口さんの作品にとても惹きつけられてしまいました。 顔