唐突に自分を語る | 波のあしあと

波のあしあと

「おかあさん、私、文化祭のお茶会で着物を着るから着付けてよ」という娘の一言がきっかけで
着付け師になったヒッキー主婦のタワゴト日記。
着物関係の話は全くございません☆

 

唐突ですが。

 

私は【依存症者】でした。

今でも【依存症者】です、もちろん。

(過去形にならないのが

依存症の闇深いところだな)

 

症状として出たのは

食べ方が壊れてしまう摂食障害でしたが

ありがたいことに1997年に沈静化し

今にいたります。(もう26年か…)

 

幸い、お酒や薬物、ギャンブル等の

依存対象をもっていなかったので

「おお、依存症が治って良かったわ」と

思っていましたが、それゆえに(?)

自分の思考が病んでいるのに気づくまでに

数十年かかった次第です。

 

 

努力が大好きな人間でした。

過去と他人は変えられない、

自分の力で変えられるのは唯一自分だけだ、

そう思っていましたから。

表面上では。

 

 

心の奥底では

私は自分の努力で

私に関わる人たちをコントロールしたかった、

そう思っていた、と思うのです。

 

私がもっと賢くなれば

私がもっとうまくたちまわれば

私がもっと目の前の相手のご機嫌をとれば

物事は、私が望む展開になっていくはず。

うまく展開できないのは

私の力が、私の努力が足りないから。

だからもっともっと、

私は力をつけなくてはいけないのだと

信じていました。

 

 

違うんです。

うまくいかないのは

うまくいかないのが当たり前だからです。

それが正解だからです。

そんなことに気づくまで

実に半世紀近くかかりました。

(いやホンマに)

 

 

アルコール依存症者がお酒に酔っ払うように

私は自分の妄想に酔っ払っていました。

数年前に12ステップという概念に再会して

酔っ払う症状は治まっていても

「しらふ」からは遠い場所にいると

思います。はい。

 

 

そんな私が大好きな文章を

最後にお伝えして

自分語りを終わりにします。

 

 

依存症の回復の手段である12ステップについての情報を扱うサイト

『心の家路』から引用

 

現実の自分はそんなに頭も良くないし、

有能でもないし、

性格だってそんなに良くないわけで、

でもしゃかりきになって努力しても、

なかなか自分は変えられない・・・

そうであるならば、

そんな自分を現実として受け入れて、

できる範囲で改善の努力をぼつぼつとやっていくしかありません。

それがしらふの考えというものです。

 

ビッグブックのスタディ (112) 行動に移す 4 | https://ieji.org/2023/12209