今年2月、寒さの真っ只中、杉並区内の環状八号線で、大きなトラックが走ってきているのに、鳴きながら横断しようとしている猫さんがいました。
運転手さんが停まってくれたお陰で命拾いしましたが、道路は大渋滞だったそうです💦
たまたま目撃した近くに住む方が、危険過ぎるので保護をしてくれました。
ガリガリで小さいので子猫だと思われたそうで病院にいって検診を受けると、高齢で慢性鼻炎や胸膜炎があると診断をうけ、通院を何度もして手厚く保護して下さっていました。
最初はガリガリでもしかしたら助からないかも?とも思われていたそうですが、段々元気になってきて、警戒心が全然ない猫さんなので飼い猫かもしれないと思い、後に杉並保健所に問い合わせされ、杉並どうぶつ相談員もコンタクトをとらせていただきました。
相談員のメンバーのアドバイスで、マイクロチップの有無を調べましたがチップなし、ちょうど区内のわりと近くで同じ毛色の迷子猫の捜索お手伝いをしていたので、もしや?と頭をよぎりましたが別の猫さんでした。
(無事お家に帰れた茶白くんです)
その後、保護していた方にも色々な事情があったため、また猫さんが人見知りもなく良いキャラクターなので、譲渡先の選択肢も多いと思い、もしよろしければこちらで里親さんを探しましょうか?と打診してみたところ同意をいただけたので、メンバーが以前猫さんの件で面識のあった方にお話してみたところ、2つ返事で受け入れてくださることになりました。
少し前に愛猫さんを亡くされて寂しく泣き通しだったという大の猫好きさん
。
推定13歳以上、慢性鼻炎や胸膜炎という持病を抱え、どこまで長生きできるかも分からない猫さんですが、すべて受け入れてくださるとのこと。
私もご縁繋ぎをしてくれたメンバーも近くに住んでいる方なので、今後もフォローしていきます。
先日、いよいよお迎えとお届けにうかがいました。
通常保護した際にかかる一般的な医療費よりも2倍以上医療費をかけてくださっていた命の恩人の保護主さんに、会の費用で一部精算をさせていただきました。(これもサポート会員さんやご寄付をくださった皆様のお陰でできたことです。本当にありがとうございます。)
心配していた胸膜炎も、高性能エコーでみて異常無し。
口の痛みがあるようで触ると怒ってました💦
血液検査とエコーで全身状態把握できたので、いよいよ里親さんのお家にお届けです。
ご縁繋ぎをしてくれたメンバーも合流し、お届けへ。
保護してケアしてくださっていた保護主さんの努力も報われ、地域での活動が生み出したネットワークの中で、このようなご縁を繋ぐことができることは、私たちにとっても励みになります。
マイちゃんの里親さんから、ご寄付をいただきましたので、お届け前の検診代として受け取りさせていただきました。ありがとうございました。
マイちゃん里親さんと仲良く穏やかに長生きしてね✨