無駄遣いはしない。これは貯金の原則。必要なものにお金を遣う。これがなかなかできずに無駄遣いばかり。例えば引越しの時。こんなにもいらない物に囲まれて生活していたのかと驚愕する。

それでも無駄遣いは止まらない。なんでって。


買う時はそれが無駄だと思わないから。

「これは無駄だな」と思いながらお金を支払う人はいないだろう。その時は欲しいと思い、自分にとって重要だと思うからお金を払う。

無駄遣いだと思うのはそれよりももっと後になってから。それでも無駄遣いは止まらない。なんでって。


来月も給料が入るから。

多少無駄遣いをしたとしてもその遣ったお金はきっと来月回収できる。

「買わない後悔より買った後悔」

クレジットカードの使い方なんて覚えた日には。。。支払いを先延ばしにしながら買い物を続ける。

リボ払いを覚えた日には。。。支払いをさらに小分けに先延ばしする。そして給料日を心待ちにしながら過ごす。


この悪循環の法則って何かに似ている。

そうだ。時間だ。


1日24時間。これみんな平等。

大学病院で看護師として働く。完全二交替勤務。日勤8時間半。夜勤16時間半。

かつては時間外勤務月24時間越え。どうやらブラック感はなく、きっちりタイムカードで管理されていて、しっかり残業代は支払われている。

 だとしても。残業が月に丸一日分。仕事が忙しかったというのも理由ではあるが。自分、仕事出来なさすぎた。


今日の日よ、さようなら。

明日よ、こんにちは。

今日を無駄に過ごしても明日はやってくる。また新たな24時間と共に。


でもこれって本当に真っ新な時間なの?昨日よりも1日年とった。それが7日続けば1週間、31日続けば1ヶ月、365日続いたら1年。また新たな1年が365日とともにやってくる。でも1つ年とった。


時間って残酷だ。お金のようにはいかない。どういう風に過ごしてきたかが如実に出る。


ニューヨーク留学でリフレッシュし、また同じ職場に戻った私がまず改めたこと。

無駄遣いをやめる。


何が無駄遣いか。

仕事

まず、自分の仕事は何かを考えた。NICUで働くこと。赤ちゃんを守ること。家族に赤ちゃんを返すこと。これが仕事中に達成できれば良し。もしインシデントを起こしてしまったら二度とないように努力する。ミスはある、人間だもの。

これ以外の事は全て自分次第で省く、もしくは短縮できる。

記録

医療者として記録は大事。万が一の時は自分を守ることにも繋がるし。でも、だからと言ってダラダラ書くものではない。時間が経てば記憶もあやふやになるし。

実施したこと、起こったことはその時に書くのが、正確かつ速いコツ。

あと、何を書くべきかを整理しておく。超未熟児で何を欠かさず看るべきか、何を看れば生かして赤ちゃんを次の勤務帯に送ることができるのか。呼吸、循環、栄養、皮膚。

これを整理できれば格段に記録のスピードは上がる。


スタッフ同士での談笑タイム。


スタッフ同士での仲の良さは大事。緊張した心理状態では事故を起こしかねない。和やかに仕事をすることが赤ちゃんの無事につながる。

でも、職場は学校ではない。


仲良くすることが何の目的なのかを持たないとスタッフ間のコミュニケーションはただのダベりと化してしまう。

必要なこと以外は話さない。プライベートな話は休憩中に。仕事中に話す時は自分の言葉遣いや態度に気を付ける。相手に緊張感を与えず誰も嫌な思いをしなければ良い。


これらの実施の結果、月の残業時間は10時間程度にまで減った。これだって、ほとんどは会議などやむを得ないものだけ。


次にプライベート

職場の人と過ごす時間が極端に減った。飲み会参加は歓送迎会など行事もののみ。これは必要経費。あとは「この人と話してみたい」と思った場合や誘われた場合。来るもの拒まずのスタンス。まあ、こんな風に過ごしていれば大抵誘われないけど。

その空いた時間とお金で本当に仲の良い友人と遊ぶ。あとは読書や勉強など自分の時間も出来る。

友人関係もビジネスだなんて言うと冷たい人と思われるだろうけど、時間とお金を費やした分の学びは欲しい。だから友人も、自分にはないものを持っている人を選ぶ。そして本当に尊敬する。だから毎回どんな人とも「会って良かった、話して良かった」と思える。


お金は大切に。それ以上に時間は大切に。

きっと明日はやってくる。来年もやってくる。明日失ってしなうかもしれない。

だけど過ぎた時間は明日回収できることもなく、クレジット払いもできない。10年後に「顔」となって現れる。