初任給 | 新月はみいちゃんを照らしていますか?はなちゃんに阿月は見えていますか?

初任給

昨日、はなちゃんは初めての工賃を貰う日でした。

時給100円。皆勤手当3000円。全部で1万5600円。

毎日ちゃんと6時間お仕事に行って、少ないですよね。祝日が多かったり、大会でお休みすると、手当も含めてもっと減るし、10000円から1万5000円ぐらいを毎月もらってくることになります。


事業所さんの名誉のために言うと、はなちゃんの事業所、これでも工賃高い方です。特にコロナ以来、時給が100円から50円に下げた事業所も、少なからずあります。

そもそも職業訓練なので、お金がもらえるだけ良いのでは?という考え方もあるでしょう。

…はなちゃんはね、まだ企業就職は(本人側から見ても)難しいし、まして水泳優先ですからね。そうなんです。

一般論になってくると…話が終わりません(苦笑)


なんかうれしくて、家族みんなで、工賃の入ってる袋をながめました。

(^_^;)中のお金でもなけりゃ、給料袋でもない、銀行の封筒を、4人でニコニコながめているという、客観的に見ると、奇妙な話だ(笑)


はなちゃんは、お小遣いがなかったので、まだ自由に使えるお金を持ったことが、ほとんどありません。なので、そういう扱いでいいかと思ってる。

自由にお金を使う…ということが理解出来ないと、倹約とか計画は、もっと理解できないと思うんですよね。


欲しいものを、ある程度勝手に買えるとなると、だんだん気付くこともあると思うんですよね。

大きなものを買おうと思うと、何ヵ月か他のものは我慢しないといけない、とか。

月の最初の方でたくさん買うと、月末何にも買えない、とか。

後で欲しいものが出てくる(遠征先で見つけるとか)こともあるから、多少はいつも残しておかないといけない、とか。

ひょっとすると、もっとお金が欲しくなって、工賃から賃金を目指したり、もっと自由度をあげたくなって、障害年金が貰える頃には1人暮らしを目指したり、まで、気持ちが行くかも知れないでしょう?


そうしたら、今まで頑張ってきた計算が、算数の中の記号じゃなく、生活の道具になるわけです。(はなちゃんは筆算なら簡単な割り算まで出来る。)


親としては、「納税者」まで行ったら最高のゴール、と思っていますが、みいちゃんもまだたどり着かないから、それは遠くて高い目標としての話です。


でも、パラリンピックも、何も知らない冗談話からスタートして、世界大会の選考会に出るまでになったからなー。