皆さんこんにちは、NAMIです。
ケベック州では昨日からストライキに入り、公立の学校はお休みです

とりあえず火、水、木、金曜日の休校は決定しています。
その後は解決するまでエンドレス。。。

さて、そのストライキが始まる前日にLAVALにあるSAAQ(ケベック州自動車保険公社:運転免許センター)に行って来ました。
目的は、日本の運転免許証をケベック州のものに変更する手続きをする際の通訳です。
話を進めるまえに、まずはケベック州で2023年6月1日に新しく可決された「ケベック州法案96号」についてお話します。
この法律は、ケベック州の公用語としてのフランス語の地位を強化することを目的としており、特に英語を話す企業、学生や市民の日常生活のさまざまな面において影響を与えています。
まだ全てにおいてフランス語化された訳ではありません・・・が、法案96ではケベック州で英語の教育を受けた人、または歴史的にそのような教育を受けた家庭の出身であることを証明できる人のみが、英語での公的サービスを受けることが出来ます。
そして6か月以上ケベック州に居住している市民は、フランス語でのみ国や公共機関からの通達を受け取ることになります。
健康や安全の問題など、緊急を要する場合はもちろんですが、この法案が例外になります。
他にも色々と規則はありますが、ここでは省略します。
6ヶ月以上ケベック州に住んでいる人は、ケベック州にあるカナダ移民局やSAAQ(ケベック交通局:運転免許センター)ではフランス語で話さないといけないのです。
※モントリオール日本総領事館の情報によると、カナダ移民局は本来連邦政府の管轄ですが、ケベック州においては州管轄になるということです。
今回のお客様はケベック州には長年住んでいますが、仕事や生活が英語中心でフランス語ができないという事でご依頼を受けました。
必要書類の件で質問があったのですが、電話してもつながらないという事で、私もSAAQに電話をしてみましたが、「只今混み合っていますので、後ほどお掛けなおし下さいと」いう音声が流れて速攻切られた



以前カルガリーの市庁舎に連絡する用事があり、電話をかけたけどつながらなく、フェイスブックのチャットからメッセージをしたらすぐ返事が来たことがあったので、SAAQも返事が来るかも?と思い、フェイスブックのメッセージ機能でを送ってみた。
すると1時間後に返事が来ました

電話かけるより早い

お客様に質問の件は大丈夫ですと伝え、お客様の方では返事が来たか聞いてみた・・・が、返事はなし

コロナ渦は予約した本人のみしか入れなかったような気がして、通訳としてついて行けるのかわからなかったので、続けて質問してみました。
またしても1時間で返事あり



で、英語で質問したお客様には全く返事なし。
そういう事?
そんな訳でLAVALの最寄駅でお客様と待ち合わせてSAAQに行って来ました。
一応入館禁止を言い渡されてもいいように、通訳としてついて行ってもいいという許可をもらった時のSAAQの人との会話を写メして持って行きました。
入口前にいたセキュリティの人もすごくいい人でした。
特に問題もなく入館。
10分くらい待って呼ばれたので、カウンターへ・・・
少しドキドキ

「日本の免許証をケベック州のものに書き換えに来ました」とフランス語で伝える。
私を通訳だと思ったのだと思う。
担当の職員がお客様に「英語は大丈夫?」と聞く。
そこからは英語で申請が進む。
「向こうで免許証の写真を撮ってね」
「これは仮の免許証よ。免許証は10日ほどしたら郵送で届きます。でもここに書いてある日付までに届かなかったらここに連絡してね」と言って「終了です」と締めくくった。
ここで私が「質問なんですが・・・」と気になっていた事を聞いてみる。
彼女がSAAQに(英語回線に)電話したり、フェイスブックから英語でメッセージを送っても一切返事がなくて、私がフランス語で書いたら速攻返事が来たんだけど。。。と言ったら・・・
「そう!フランス語じゃないとダメなの。
彼女かなり長いことケベック州に住んでいるので、本当は今もフランス語で話さないといけないんだけど、こんなに長いことケベック州に住んでいるって気づかなくて英語で話しちゃったのよ」
・・・と

確かにこんな長〜いこと住んでから免許証を書き換える人もいないかも・・・

私が「6カ月でフランスを習得するのは難しいですよね
」というと

「わかりますよ~、難しいわよね
」と同意してくれた 笑

ハハハ・・・
だよね💦

行く前にツイッター上で、対応はフランス語だったか?英語だったか?を皆さんに聞いたのですが、担当者によると思う・・・という返事を頂きました。
確かに担当者によるかもしれません。
今回担当して下さった方は優しく、途中で気がついたにも関わらず最後まで英語で対応して下さいました。
ですが全員がそうとは限らないので、ケベック州に引っ越しや長期留学で来るのなら、到着してすぐ 免許書き換えの予約を取ることをオススメします。
というのも今回のお客様




と、最初の申請をしてから5ヶ月してようやく免許証を書き換え出来たのです

しかも住んでいるモントリオールの西側ではなくLAVALで・・・

LAVALでのアポイントなので、てっきりLAVALに住んでいるのかと思っていましたよ。
なので、到着してアポイントを取ろうと1か月経った頃に重い腰を起こして申請しても、6ヶ月経ったアポイントの日にはフランス語を話さなければいけない事に。。。

なるかもしてません。
時期などにもよるかもしれませんが・・・
アポイントの申請をしたら、フランス語をカタコトでも話せるように、念のために勉強しておきましょう

質問はそんなに難しくはありません。
言われることは:
・必要書類の提示
・住所を口頭でいう
・日本の免許証発行日や生年月日などの確認をしてサイン
・ケベック州の免許証に表示されるサインを書く際の注意事項
・視力検査をするので、それの受け答え
・写真撮影する際の注意事項
くらいですね。
それでもフランス語能力初中級くらいは必要かな

ケベック州に到着したら、何よりもまずは
運転免許証
の書き換えする為のアポイントを取って下さいね

もし6ヶ月を過ぎてしまって、フランス語が無理・・・という方は、フランス語が話せる知り合いに頼んでついて行ってもらってもいいですし、私もお手伝い出来るかもしれないので、お気軽にご連絡下さいね

ご訪問ありがとうございました

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