皆さんこんにちは、NAMIです。
明日はいよいよ春分ですね![]()
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暦の上では春です![]()
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モントリオールも段々と暖かくなってきましたが、まだ雪が残っている所が多いです。
今日はあいにくの雨模様でしたが、郊外に住んでいる友達家族と
【シュガーシャック】
と呼ばれる、メープルシロップを煮詰める砂糖小屋に行って来ました。
メープルシロップの収穫は毎年2月~4月にかけての時期で、春の訪れとともにシュガーシャックでメープルの収穫を祝い、皆でケベックの伝統料理を頂くのがケベック州では恒例になっています。
世界のメープルシロップの76%がカナダで生産され、メープルシロップと言えばカナダですが、カナダ総生産量の95%はケベック州で生産されています。
ガイド会社に所属していた時は、ローレンシャンのツアーが入ると、ほぼ毎日通っていたシュガーシャックですが、所属でのガイド業を離れてからは久々でした
今日行ったシュガーシャックはモントリオール島の北西にある Saint-Eustache というところで、かなり大きめの小屋です。
1941年にオープンし、今は3代目が切り盛りしてるそうです。
1054 Bd Arthur-Sauvé, Saint-Eustache, QC J7R 4K3
モントリオールから車で40分
※予約不可
ワクチンパスポートが廃止されたとはいえ、まだまだ感染者も多いし、雨も結構降っていたので人が少ないだろう・・・と思っていました。
が、着いてみると・・・
人・人・人
かなり長い列![]()
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こんな混んでいるシュガーシャックは初めてです。
午後12時15分に到着し、テーブルに着いたのは午後2時半
なんと・・・
2時間待ち
そして、ソーシャルディスタンス、皆無 ![]()
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テーマパークのアトラクション待ちみたい・・・
テーブルに着くと、まず飲み物、パン、パテが運ばれてきて、ゆっくりと食事を開始する訳ですが・・・
皆さん、待ちすぎてお腹が空いていたのか、どのテーブルの人もがっついて食べてる・・・![]()
以下が Constantin シュガーシャックのメニューです
※全て飲み放題&食べ放題
【前菜】
・自家製マリネ&メープルシロップ
・パン
・食パンクルトン
・えんどう豆のスープ
・コールスローサラダ
【メイン】
・オムレツ
・メープル風味の燻製ハム
・メープルシロップ漬けソーセージ
・燻製豚トロ
・カリカリベーコンラード
・豆のメープルシロップ煮
・ゆでじゃがいも
【デザート】
・プディング・ショマー(ケベック州伝統ケーキ)
・メープルシュガータルト
・パンケーキ
・アイスクリーム
・たまごのメープルシロップ煮
【飲み物】
・コーヒー
・紅茶
・牛乳
素朴で美味しそうなお料理、メープルシロップをたっぷりかけて
写真を見て頂ければわかりますが、素朴な料理です。
これ全てにメープルシロップをたーっぷりかけて食べるのがケベック風
「つゆだく」ならぬ「シロだく」![]()
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郷に入っては郷に従えで、もちろん私は「シロだく」です![]()
お料理はシュガーシャックにより多少違いますが、基本的にはハム、卵料理、ベーコン、豆のお料理です。
さて、お食事の後は・・・
小屋によっても、行く時間によっても違うのですが、メープルシロップ工場(小屋)見学、昼間だとミニファーム巡り、馬車に乗ってメープルの森を巡るのが一般的です。
メープル小屋では、雪の上に熱々のメープルシロップを垂らして巻いて食べる「メープルタフィー」を試食することが出来ます。
夜の時間帯に行くと、ダンスホールなどで踊ったりするところが多いです。
観光客用の一年中開いているシュガーシャックでは、観光客用に伝統音楽、踊りなどのショーをしてくれるところもあります。
今日は馬車に乗って、森を1周しました🐎
※有料(1人5$)
優しい目で、カメラを向けたらポーズをとってくれました![]()
最後はシュガーシャックに併設されているお土産屋さんで、たんまりメープルシロップ商品を購入しました。
モントリオール半日、1日観光、ケベックシティ1日観光
に参加して下さる皆さんに先着でプレゼントをしたいと思っております。
※このプレゼント企画はまた後日、ブログ内で発表したいと思います。
シュガーシャック案内が長くなってしまいましたが、最後にメープルシロップについての事を書きたいと思います。
【メープルシロップ】
メープルシロップ用のカエデは、砂糖カエデ、赤カエデ、黒カエデ、銀カエデと呼ばれるカエデなどで、砂糖カエデはカナダ東部とアメリカ北東部のみでみられるカエデから採ることが出来ます。
落葉樹は全ての幹に傷を入れると甘い樹液が出ますが、1番糖分の多い樹液を採取できるのがカエデの木なのです。
樹木は夏の間に「でんぷん」を樹にたくわえ、冬の間にそれが「糖質」に変わり、春になって冬眠から覚めると樹液が幹の中を循環し始めます。夏は常に高温の為、樹木は地面から余分な水分を吸収するので甘さがなくなります。
カエデの樹液は、昼と夜の温度差が0℃を挟んで5℃くらいになる2~4月に採取されます。
樹液が採取されるのは、樹齢45年以上で、直径が20㎝以上の木から採取されます。
そして穴をあけることが出来るのは、樹液の成長を妨げない為に3か所までと決まっています。
シーズンによって異なりますが、1本の木から40~80Lのメープルシロップが生産されます。
40Lの樹液から出来るのはたった1Lのメープルシロップで、104℃の一定温度で煮詰めます。
104℃より少し高熱で煮詰めますとメープルバターが出来、115℃でメープルタフィー、123℃で煮詰めるとメープルシュガーになります。
砂糖小屋の外観と内部
雪の上に垂らしたメープルシロップ(メープルタフィー)
昔は寒さで凍ってもヒビの入らない金属製のバケツを樹にくくりつけ、カエデの幹に傷をつけ、そこからあふれ出す樹液を集めていましたが、1970年代後半から真空管ポンプを使ったチューブ式へと変わりました。
真空管チューブは樹を傷めず、より沢山の樹液を少ない労力で採取することが出来ます。
森に張り巡らされた真空管チューブと樹に挿入されたチューブ
メープルシロップは以前は:
・エキストラライト
・ライト
・ミディアム
・アンバー
・ダーク
と言うランク付けでしたが、現在は:
・ゴールド
・アンバー
・ダーク
・ベリーダーク
になっています。
早い時期に収穫されたゴールドは色が薄く、透明感があり、香りが弱くサラッとした感じで、下にいくにつれ収穫が遅く、色も濃くなり味も濃厚になります。
ゴールドやミディアムはヨーグルトは紅茶に入れるととても美味しく、味の濃いダークは砂糖のかわりにお料理に最適です。
団体旅行以外でケベック州にいらっしゃる方はシュガーシャックに行く事がなかなか難しいですが、カナダ(ケベック州)に来た際にはぜひお土産にメープルシロップを購入して下さいネ。
メープルシロップはガラス瓶入り、プラスチックボトル入り、缶入りと様々です。
使い終わった後に飾っておきたいなら可愛いカエデ型のガラス瓶に入ったものを、安くて量の多いのをと思われる方はスーパーなどで売っている、540mlの缶入りが良いですね。
お土産屋で購入したメープル商品
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