皆さんこんにちは、NAMIです。
モントリオールは雨があがって晴れ間が見えましたが、今日は気温5℃と肌寒い1日でした
さて、気がついてみればもう4月の下旬
最近1日、1週間、1か月がアッという間に過ぎていきます。
5月と言えば 州は違いますが、お隣オンタリオ州でカナダの首都でもあるオタワではチューリップ
フェスティバルが開催されます。
オタワのチューリップフェスティバルは1953年に始まり、現在では世界最大級の規模になりました。
チューリップフェスティバルの歴史は1940年までさかのぼります。
長くなりますので簡単に書きますが・・・
第二次世界大戦中にオランダのユリアナ王女(現ウィレム=アレクサンダー王の祖母)は戦火を逃れるためにカナダのオタワに疎開していました。
オタワの総督邸で過ごしていたユリアナ王女は1943年1月19日、唯一北米生まれの王女(三女)を出産しました。
この出産には問題がありました。
と言うのも、オランダの国外で生まれる王女は王位継承権を持つことが出来ないのです。
そこでカナダ政府はこの王女がオランダの国民として、王位継承権を持つことが出来るように、一時的にオタワ市民病院の分娩室をオランダに譲りました。
ユリアナ王女は無事マルフリート王女を出産し、マルフリート王女は王位継承権を得ることが出来ました。
カナダに咲き誇るチューリップの花はオランダの友情の証なのです。
戦後、オランダ市民はカナダ軍がオランダを開放する際に果たした役割の感謝のしるしとして10万本のチューリップの球根を贈りました。
その翌年、ユリアナ王女から安全に非難させてくれたお礼として2万本の球根が贈られました。
ユリアナ王女から毎年プレゼントされたチューリップの球根1万株は『オランダ球根生産協会』からの寄付と「National Capital Commissin」が年間購入する50万本と合わせられ、ウィレム=アレクサンダー王になった今も続き、毎年増加しています。
毎年200万本を超えるチューリップの花がカナダの首都地域で咲き乱れ、訪れる市民や観光客の目を楽しませてくれます。
モントリオールからは車で2時間ほどの道のりです。
レンタカーを借りても、モントリオールのバスターミナルから長距離バスに乗っても日帰りで十分行けます。
チューリップフェスティバルの期間中にモントリオールにいらっしゃる方はオタワにも足を運んでみてはいかがでしょうか?
チューリップフェスティバル会場へは無料で入れます。
フェスティバルの会場となっている場所は国会議事堂やバイワードマーケットから離れていて、去年と同様だと会場までのシャトルバスが出ていませんので、公共バスを利用するか、タクシーを使用する事になると思います。
ただし何年か前に行った時にはシャトルバスがあったので、もしかすると今年はシャトルバスがあるのかもしれませんが、オフィシャルサイトではまだ発表がありません。
シャトルバスにつきましては分かり次第ウエブサイトか、このブログで発表したいと思っております。
公共バスやタクシーを利用してフェスティバル会場まで行くには言葉の問題もあって難しいと言う方、国会議事堂周辺にもチューリップがキレイに咲いていて会場まで行かなくても十分満喫出来ますのでご心配なさらずに
国会議事堂周辺のチューリップ
【チューリップフェスティバル会場のチューリップ】
ご訪問ありがとうございました
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