「プログラミング」って言葉、近年よく聞くようになりましたよねキョロキョロ


私が子供の頃は聞いたことが無かったけれど、今の時代の子供達にとっては、パソコンもタブレットも身近なものになっていて。



なので、我が家でも息子が小さい頃(もうかなり前です)に、夫に

「我が家も、息子にプログラミングとか習わせた方が良いのかなぁ?」

と聞いてみたのです。


夫は当時、仕事でプログラミング的なことをしていたので。

(いわゆるIT系の仕事)


夫はパソコンやらIT系に詳しいので、当然前向きな反応が返ってくるだろう!と私は思っていたのですが、夫の反応は意外なものでして。


「えっ!!何で?!驚き

と夫はビックリしていました。


「何でって、今流行ってるでしょ?これからの時代に必要なんじゃないの??キョロキョロ

と、私は聞いてみました。



すると、夫は

「うーん…。俺は、あまり良いものとは思えないショボーン

と。


えー!!

何で?!

自分はそれを職業にしているのに?!ポーン


と私はビックリしたのですが、夫の話の続きを聞くと、何とも微妙な気持ちになりました。



夫によると、

「IT系の仕事に就くと、かなり忙しい」と。


確かに、当時の夫は仕事が多忙で、まだ幼い息子とは、平日に顔を合わせることはありませんでした。

(息子が寝ている早朝に家を出て、深夜に帰宅)



夫曰く、


幼い息子と過ごす時間も無い、今の仕事を良い仕事とは思えない。


プログラミングを学ぶ方向へ息子を導くということは、息子が将来IT系に進む道を作る可能性がある、ということ。


家族と過ごす時間も持てない職種に、将来息子に就いてほしいとは全く思わない。


と。

(当時の夫のIT系のイメージです。これは10年程前の話なので、今とはかなり違うと思いますし、見解が違うことも多々あると思いますが、ご容赦下さいお願い)




当時私は、いわゆるワンオペ育児をしていました。


体調を崩して私は会社を辞めたけれども、その後も育児&家事は休めないので、平日は一人でずっと動いていないといけないし、休日も夫は「仕事で疲れた」と寝ていることが多かったので、正直に言うと、私は仕事ばかりの夫に不満が溜まっていました。


友人にワンオペがしんどいことを話すと、

「男は、育児家事をせずに、仕事に逃げてズルイよね!むかっ

などと言われていたので、


「もっと早く帰ってくれば良いのになぁむかつき

とも思っていました。



が、夫の話を聞いて、

「あ、今のこの状態は、私だけでなく夫もしんどいんだな」

と感じました。


わざと、好きで残業ばかりしているわけじゃないんだな。

夫も、家族とあまり過ごせない、仕事ばかりの日々が辛いと思っているんだな。


と、普段は無口でよく分からない、夫側の気持ちを少し知ることができたのです。


これは、本当に目から鱗がポロリ、の瞬間でした。



仕事がキツイ、とは夫から聞いていたけれど、プログラミングに抵抗を示すほど、息子が同じ道を進むのを避けたいと思うほどだったとは驚き



なので、それを聞いて、

「そっか。ならプログラミング教室は、やめておこうかにっこり

と返事をしました。


今後は「しんどくても家族のために仕事を頑張っている夫の気持ち」も、考えなくてはならないな、と素直に思えました。

(いや、ワンオペ家事育児もしんどいけどね真顔)



そして、プログラミングの会話は終了しました。



しかしその後、私は

「ガチIT系の職務に進まなくても、その他の会社でもパソコンは使うし、本当にプログラミングは不要なのか…?

プログラミング的思考も大事って言うしなぁ…。」

とも、思いはじめまして。


でも夫は微妙な反応だったから、もう言えないよなって思っていたのです。


すると、以心伝心したのか、数日後に夫が、

「教室に通うまではしなくて良いと思うけど、もし息子に興味があれば、これをしたらどうかな?」

と、子供向けの本を1冊購入してきたのです。



それは、スクラッチを使ったプログラミングの本でした。


夫は、

「こちらから読み聞かせたり、教えることはしないけど、息子が好きで自分で読むなら、好きにさせたら良い」

と。


 

 

 



 


そして、夫は家のパソコンにスクラッチを入れてくれました。



結果、夫も私も何も教えていませんが、息子はそのうちに自分で本を読むようになり、プログラミングに興味を持ち、パソコンでスクラッチを使って、いろいろするようになりましたキョロキョロ



ゲーム的なものが自分で作れるから、息子には好きな要素満載だったようです。



私自身はその本を読んでないし、プログラミングについて何の知識もないので、


息子が

「できたよ!見て~ニコニコ

と言うのを、


私は、ただ単に見て、

「へぇ~!!面白いねキラキラ」と言うだけでしたがね。


けれど、それが逆に良かったのかも?と思ったりもします。


プログラミングを知っている人からしたら、息子のものは突っ込みどころ満載かもしれないし、でもお母さんは何でも「へぇー!!」と驚くから、作りがいがあったのかもしれない爆笑




そして、息子は、パソコン関係のことが、得意までいかなくても、おそらく苦手ではない子供になりました。


やっぱり、教室までは行かなくても、知識として知っておくことは、良かったのかもしれないな。



どの道に進むか、何の職業に就きたいかは息子が決めれば良いけれど、子供がやりたいことをできるように、いろいろと興味の幅を広げることは、大切なのかもしれないな、と感じたのでしたにっこり



プログラミングに難色を示しながらも、スクラッチの本を子供のために選んで買ってきてくれた過去の夫にも、ありがとうと言いたいです。




はぁー、それにしても、子供が小さい頃は、私も夫も日々必死だったな不安


今は育児も夫の仕事も少し落ち着いて、仲良く暮らしているけれど。



忙しいって、素敵なことでもあるけれど、度が過ぎると厳しいですよね。



そんなわけで、我が家では「プログラミング」は、かつての忙しすぎて必死だった自分達を思い出す、何だか切ないような複雑な思い出のワードなのです。


そんなことは関係なく、我が家の子供達は、楽しくパソコンやタブレットを触っていますがね~爆笑




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