こんにちは
なみです。
私は、子供が幼い頃は、なるべくご飯はお惣菜などを使わず、自分で作るようにしていました。
今となっては、手を抜けるところは抜けばよかったなと思いますが…当時はなんとなく添加物等が気になってしまって
そして時は過ぎ、コロナ禍…。
ウチにある食べ物がやってきました
それは緊急事態宣言が出て、買い物に行く頻度を減らすよう言われていた時期でした。
更には非常時の非常食にもなるよね、と思い私が購入してきたもの。
それは…カップ麺!!
↑初めて食べるので、こういうオーソドックスな日清のカップラーメンにしました
息子二人は当時小学生でしたが、
私はまだ息子にカップ麺デビューさせていませんでした
緊急事態宣言で息子は学校も休みなので毎日の食事作りは大変だし、
地震などの非常食にもなるし…と購入してみたカップ麺
買ったものの踏ん切りがつかず、なかなか出せない私でしたが、賞味期限が迫ってきた頃。
よし、そろそろ息子に存在を知らせてみるか!
と決意(大げさ)
息子達に見せてみると、興味津々
次男は初めて見たようなリアクション、
長男はCMなどで見て知ってはいたものの
「食べてみたい」とは思っていなかったようでしたが、
「どうやって食べるの?!」と二人ともウッキウキ
我が家の息子は二人とも食べることが大好きなのです
お湯を入れるだけでラーメンが食べられらことを伝えると、ビックリしてホントに目がキラキラ
そして、お味は…。
「めっちゃ美味しい!!」
と息子二人とも絶賛
予想以上の息子の喜びぶりに、
私も「良かったねぇ」と嬉しくなりました。
息子からしたら、お湯を入れるだけでラーメンを食べられるなんて魔法みたいだったようです
まるでアトラクションのよう
息子のお昼ごはんにカップ麺を出し、
手抜きをしたようで何だか罪悪感のようなソワソワした気がしていましたが、
喜ぶ息子を見てホッとしました
念のため、
「おいしいけれど、こればっかり毎日続けて食べていたら体に良くないからね。
これからもお母さんの作るご飯もちゃんと食べてね」
「うん」
と注釈を付けて、楽しいお昼ごはんは終わりました
ところが、初めてのカップ麺に感動した息子から驚きの提案が。
「めっちゃ美味しかったから、
お父さんが仕事から帰ったら、
晩御飯にこれ出してあげて
絶対喜ぶよ」
と。
えっ。
仕事から帰った夫に、夕飯にカップ麺を出す?!
「えーっと。晩御飯はお母さん作るから、お父さんには手作りのごはんを食べてもらうよ」
と答えたら、
「えぇっ、お母さんひどい
こんな美味しいものをお父さんにはあげないの?」
と
「いやいや、お父さんが頑張って仕事して帰ってきて、晩御飯がカップ麺だったら驚くよ
みんなでカップ麺ならまだしも、
みんなはお母さんの作ったごはん食べてて、
自分だけカップ麺出てきたら、何で?!ってなると思うよ。」
と言ってみても、息子は信じない
「いや、絶対カップ麺の方が喜ぶよ!!」
「これが食べられないなんて、お父さんかわいそう」
「お母さん意地悪…。」
と譲らない息子と私の押し問答が繰り広げられました
初めてのカップ麺、そんなに気に入るとは…
母の作るご飯をいつも『おいしいおいしい』ってモリモリ食べてるけど、カップ麺には叶わないのかな。
私の作るごはんって一体…
結局夫の分も夕食は作り、帰った夫に私は念のため
「今日のメニューは○○だけど、カップ麺とどっちにする?」
と問いかけました。
夫は
「○○が食べたいけど…。何でカップ麺?!?!
お前なんか一人でカップ麺食っとけってこと?」
とビビっていました
そこで今日のエピソードを話したところ、
夫は笑って息子に
「お父さんにおいしいもの食べてもらいたいって思ってくれてありがとう!
でもお父さんは前にカップ麺食べたことがあって、
ご飯が無ければカップ麺でも全然良いんだけど、
せっかくお母さんが作ってくれたご飯があるなら、お母さんのご飯が食べたいな」
と話をしてくれて、やっと息子に私は意地悪でないことが伝わったのでした
息子、父の返答に驚きながらもしぶしぶ了承
は~、意地悪って言われたけれど、汚名返上したわ
面白いな、カップ麺。
大人からしたら手抜き感のあるご飯だけれど、
初めて食べる子供にとっては、魅惑の味
幼い頃にキラキラ見えた石ころや空き箱が、
成長とともに普通のものになってしまうように、
カップ麺もそのうち普通のカップ麺になるんだろうな。
…とオセンチになったところで、
カップ麺がずっと魅惑の食べ物だったら困るか
↑夫は実は辛ラーメン好き
辛ラーメンか私の作ったご飯で選ばせたら、
もしかしたら辛ラーメンを選んだかもしれない…