こんにちは
なみです。
子供って、純粋できれいな心を持っていて、素直で正直で…。
と、かつての私は思っていましたが
実際には、子供って幼稚園頃になると平気で嘘をついたりしませんか?
最初、幼稚園に行きだした我が子が
「本当じゃないこと」
を話したときは戸惑いました
これは一例ですが…。
幼稚園から帰る際に、
「あれ、今日は○○くんいないのかな?お休み?」
と息子に聞いたら、
「うん!インフルエンザでお休みだって先生が言ってた」
と言ったのです
「そうなんだ。」
と言っていたら、側にいた他の子も
「そうそう!インフルエンザだって先生言ってたよね~」
と。
なので、その子のお母さんと
「インフルエンザ流行ってきてるのかなぁ。」
なんて話をしながら帰ったのです。
ところが、インフルエンザなら規定日数休まないといけないはずなのに、翌日○○くんは登園していました
「あれ?」と思い、○○くんのお母さんに
「昨日お休みだったよね?もう体調大丈夫なの?」
と聞いてみたところ、
「昨日は用事で休んだだけなの
だから大丈夫よ!」
と言うではないですか
えぇ~~、お友達が元気で良かったけれど、
息子とお友達のインフルエンザ発言は何だったの!?
息子に確認したら
「休んでいたのは本当だけど、先生はインフルエンザとは言ってなかった」
と事実と異なる発言だったことを認めました。
が、前日同じことを言っていたお友達にも事情を聞いてみても、
「?」という感じで返答もなく、よく分からず
「何だろね?子供たちの間ではインフルエンザと思い込んでたのかな?」
とその子のお母さんとは話して終了したのですが…。
私は、子供特有の「アレ」だなと密かに思っていました
実はそれまでにも同じようなことをよく体験していたのです。
我が家の息子はたくさん話をする子で、園での話をいろいろしてくれましたが、自他共に謎発言も多いのです
息子も「それ本当か?」ということを言うし、
お友達も謎発言をしているのを何度も目撃しました
誰かが事実でない何かを言うと、
他の子も同調して
「そうだよ!私も見た!」
と言ったりもする
思い付きなのか、
お母さんが「へぇ~!」と驚くことを言いたいのか、
はたまた思い込みなのか分かりませんが、
事実でないことを当然のごとく話すのです
そして、その子にとって得になる情報でもないのがこの手の話の特徴です
子供は悪気なく事実ではないことを言っているようなのです
その子にとって特になる情報なら、
「嘘をついた」とハッキリ言えるし注意できるのですが、
本人に得にはならない情報が多いので一概に
「嘘つき!」とバッサリ切れないと私は思っていました
だから、最初は「嘘はダメ!」と息子に注意していましたが、次第に「本当のことを話してほしい。」と伝えるようになりました
我が家はよく話す息子だったので、そのようなことを私は感じ取れたのかもしれません。
トラブルにもよく巻き込まれる息子だったため、息子の話すことが事実かどうかは多角的な質問をして、お友達からも話を聞いて整合性を確認するようにしていました
ただ、我が子の言うことを全部信じて他の子を悪く思う母さんもいるので、育児ってなかなか難しいな、と感じていました
でね、この事実でないことを話す現象は何なんだろうなぁと一人疑問に思っていたのですが…
ある日、ある育児本で、それらしき記事を見付けたのです
それによると、
『この時期(幼稚園期)の子供は「嘘」をついているのではなく、「想像したこと」を本当のことのように話すものだ』というものでした。
目から鱗が落ちた瞬間でした
嘘ではなく、想像…
その記事では、「嘘」ならば、なぜ子供が嘘をついたのか、嘘をつかればならぬ程追いつめられた状況にしてしまっていたのか、真剣に考えて対処しなければならないと書いていました。
「想像」ならば心配する必要はなく、
「そうなの。それは面白い思い付きだね!」
とか
「そっか、そんな風に感じたんだね」
等と優しく受け止めて対処するだけで良いとのことでした。
(あくまで私の記憶の中での記事です。間違ってたらすみません。)
そうか~、想像なら叱ったりせずに、
「そう思ったんだね」と優しく受け止めてあげれば良いのか
事実と違うとこを話す我が子(とその周りの子達)は心配しなくても大丈夫なんだなとホッとしました
その後、成長すると息子は事実と違うことを事実のように話すことはなくなりました
今、その頃の話をしてみると、
「えっ、俺、そんなこと言ってた??」
と自分でも不思議そうです
けれど今でも、
誰かの一方的な話だけを聞いて信じて突き進むのではなく、
多角的に話を聞いて総合的に判断するのは大切なんだなぁと切に思う(心掛けたい)母であります