春を待つように 空っぽ。 空っぽのわたし。 私は今 空っぽだから だからいっそこの空っぽを 器にしようと思います。 春を待つように。 私の好きな作家さんの言葉 ドアが閉まる音 遠ざかる足音 もう何十回も聞いた 遠ざかる足音を聞いている私を あなたが知らないように 残された私を遠くから見つめる あなたを知らない