小2の長男が怒っている。

お風呂で、九九おぼえなくてもいいやん!
九九の表、はがしといて!
パパなんかキライ!

パパと目を合わせない。
口もきかない。


「じゃあ、好きにしろ!
 おまえがオレの言うこときかんのやったら、
 オレもおまえの言うこときかんからな!」


ふん! パパをにらみつけて反抗している。


部屋を出ていくパパ。


あーー、もうーーっ
めんどくさいなあー
母である私は、2人をなだめないといけないのか。


私までイライラしないように。おさえて、おさえて・・・


凍りついた空気の中で、
皿洗いや洗濯物を片付ける。


昨日、休校中の息子が家で九九を覚えられるよう、パパがお風呂に貼れる九九の表を買ってきたのだ。
1日目はよかった。
簡単な1の段をすぐに覚えて終わり。
2日目。2の段。
表をみて九九を言う。
今度は見ないで言ってごらん。
できない・・・
じゃあ、私のまねして言ってごらん
イヤだ


お風呂から出て、
「2の段言えるようになったか?」
とパパに聞かれ、息子は逆ギレしてしまった。


今度は、弟の体をぎゅっと押さえつけたりして、八つ当たりしている。
「うえ~~ん、にいにがいじわるしてくるー」
「こらー! もお、早く寝て!」



翌日。


「おい、おまえー!
 この休みの間、頑張ったら、

    パパが好きなもの買ったるから、

 九九おぼえるか、

 自転車乗れるようになれー」
パパがごほうび作戦に出ている。
「イヤ!」
「どうせ、やらないかんことなんやぞー!
 今がチャンス。
 早くやって、何か買ってもらったほうが

 ラッキーやんか」
「ぜったい、イヤだ!
 九九なんておぼえない!」


あーー、
やっぱりめんどくさ~
まあ、そのうちおぼえるだろうけど。
頑固なヤツ。
(私に似た?)



夜には、パパが一緒に遊ぼうとUNOを買ってきて、仲直りしていた2人でした♪