洗面所の鏡に
髪バサバサの
お婆さんがいて
なんじゃこりゃーと
思ったけど
仕方ないわな
本当に
お婆さんだしね
朝から
またやられた
孔明病気になって
手術を
繰り返している内に
部屋のあちこちに
おしっこを
するようになって
今は
1日中オムツを
している
暑いから
可哀想だし
オムツしてなくても
ちゃんと
トイレシーツの上に
やっている事も
あるけど
やはり失敗も多い
今朝もオムツを
取り替えようと
外したあとに
ま、すぐには
おしっこも出ない
だろうからと
ちょっと様子を
見ていたら
その隙にやられた
本人はちゃんと
トイレシートの上で
やってる
つもりだけど
トイレシーツから
8割は外れていた
朝から
おしっこ拭いて
消臭スプレーかけて
手を洗おうと
洗面所の鏡を
見たら
疲れ果てた
婆さんがいたと
言うわけ
この婆さんの
人生
だいたいこんなもんで
終るのかなぁと
思っていたけど
やっぱり
人生色々あるなぁ
先日
長い付き合いの
ママ友と会って
お喋りをした
私の友達である
Aさんの話になって
Aさんの
一人っ子の娘さんは
不妊治療を
やっていたけど
結局Aさんは
孫には
恵まれなかった
何回かの
流産のあとに
妊娠何週間目に
なって
今度こそは
大丈夫みたいと
お腹のあかちゃんの
写真を見せてくれた
事がある
一卵性双生児だと
聞いた
その当時は
私にも
まだ孫がいなくて
私も嬉しくなって
わぁ〜いいね
ねぇねぇ
これから赤ちゃん本舗に
行ってみない❓
Aさんを誘って
赤ちゃん本舗に行き
双子用の
ベビーカーを
見たり
服や布団をみた
でも
そのあと
赤ちゃんが育つことは
なかった
せっかちで
良く考えずに
行動する私は
Aさんに
申し訳ないことを
したなぁと思った
そんな事が
あったのよと
先日会った友達に
話している時に
長男から
電話がかかってきた
友達に断わって
電話にでたら
妊娠初期の
嫁さんの
赤ちゃんは
一卵性双生児で
無事に産まれて
くるには
かなりリスクが
高いと
医者に言われたそう
なんなんだろう
このタイミングで
この電話
Aさんの事が
頭をよぎったけど
もちろん
長男にはそんな事は
言わず
かと言って
大丈夫だよなんて
軽々しくは
言えないし
黙って聞いている
しかなかった
お嫁さんの
妊娠のことは
安定期に入るまでは
と思って
夫には
伝えていなかった
けど
伝えてなくて
良かった
私も
心配でたまらないけど
やはり
一人っ子のお嫁さんの
ご両親は
本当に心配で
たまらないと思う
当たり前だけど
人生最期まで
何があるかわからない
赤ちゃんの
生命力を信じて
無事に
産まれてくれるのを
祈っている