がんばろう日本!国民協議会 第九回大会 | 並木正芳オフィシャルブログ Powered by Ameba

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 戸田政康氏が代表を務める「がんばろう日本!国民協議会」が゜、1月6日午後1時より、『2020後』に向けて「立憲デモクラシー(議論による統治)か、立憲的独裁か~国民主権で統治機構を作りこんでいくプロセスへ」をテーマに第九回大会を都内で開催、戸田代表からご案内をいただき参加するため、午前中に行われた「崇教眞光新春一月度月並祭」は式典だけ参加させていただき中座させていただきました。

 

IMG_7811.jpg IMG_7804.jpg大会会場の様子

 

 大会では、初めに吉田徹北海道大学教授から、「民主主義の<赤字>」をいかに解消するのか~民主政治のイノヴェーションに向けて~と題して、「①最近の左右ポピュリスト勢力の伸張やリベラル・デモクラシーの衰退、②代表制民主主義の機能不全(2015年統一地方選での全体の25%の無投票、道府県議会でさえ20%が無投票、軒並み低投票)、③低成長時代が持続し、移民数増加などにより同質性が解体、強い指導者への期待と支持が世界的広がりを見せること、④政治家・国会・政党・中央官僚への高い政治不信、⑤グローバル化にアクセス出来る地域と取り残された地域の政治的対立、⑥求められるイノヴェーション、<代表>の新たな経路をつくる」などの基調講演が行われました。

 

IMG_7805.jpg吉田教授講演

 

 また、諸富徹京都大学教授からも、「人口減少時代の都市経営と住民自治」と題して、縮退化へ向けた合意形成と自治という難しい課題に、熱海市の温泉街再生事例やドイツのシュタットベルケ(自治体が出資する独立公共事業体で主にエネルギー事業など)の例を示して地域再生の可能性について問題提起を行っていただきました。

 続いて第2部のパネルディスカッションには、吉田・諸富両教授をはじめ廣瀬克哉法政大学教授、山本達彦慶応義塾大学教授、松本武洋和光市長が参加され、栗山町議会基本条例制定などの地方議会での改革事例や世界的な事例、ニーズばかりが拡大して財源不足となり「貧すれば鈍する」ような現状になりつつあるとの見方など示唆に富んだ発言を勉強させていただきました。

 

IMG_7809.jpgパネルディスカッション

 

 夕刻よりの新年会は、ほぼ同時刻に顧問を務める「所沢市剣道連盟」の新年会が重なり、そちらに出席するため欠席しました。今日は中座することが多くそれぞれの主催者には失礼を致しました。