「日本自治創造学会」の研究大会が、22日、23日の両日、御茶ノ水の明治大学アカデミーホールを会場に行われ、会員として参加しました。
初日は午後1時より開会されましたので、午前中に日本の漫画を世界に発信しようと起業に努力されている方にお会いしました。
日本の連続テレビ漫画などは、週一回のサイクルで作成され十三話程度で終わるため、毎日のように放映する海外では短すぎるなどの欠点や右から左へとコマを書く日本式では海外では馴染みにくいなどの問題を工夫して海外に発信し普及するなどの話を伺いました。
その後明大に移動し、自治創造学会研究大会に出席しました。
大会は、穂坂邦夫理事長の開会挨拶に始まり、
中邨章会長(明大名誉教授)の「見える議会、分かる議会-参加型議会への展望-」
宮脇淳北海道大学大学院教授の「消費税アップと地方財政の行方」
藤原豊(内閣官房地域活性化統合事務局次長)の「国家戦略特区による地域経済の再生へ」
根本祐二東洋大学経済学部教授の「公有財産老朽化への対応-自治体(首長・議会)に求められる課題-と講演並びに質疑応答が続き、10分ほどの休憩を挟み、
「変わる地方・変わる地方議会」と題してのパネルディスカッションが、海老原功一流山市議会議長・清水聖義大田市長・曽根泰教慶應義塾大学教授・谷隆徳日本経済新聞編集委員をパネリストに、佐々木信夫中央大学教授をコーディネーターに行われ、新藤総務大臣の挨拶で午後7時前に一日目を締めくくりました。
二日目は、猿渡知之総務省地域政策課長の「ICTの活用による地域経済の活性化」に始まり、
小林慶一郎慶應義塾大学教授の「アベノミクスと日本経済のこれから」
昼食休憩中の「日本自治創造学会総会」を挟んで、
穂坂邦夫理事長の「地方議員の必須条件・変わる地方議会」
村上祐介東京大学大学院准教授の「教育委員会改革と首長・議会の役割」
古川康佐賀県知事の「東京一極集中と分権-課題と展望-」
市川宏雄明治大学専門職大学院院長の「東京一極集中の必要性と日本の将来」と講演が続き、中邨章会長の閉会挨拶で締めくくりました。
二日間の充実した研究大会でしたが、一言で言って「日本社会の、地方の置かれた現状は将来に渡りたいへん厳しいものがあるということでした。この大会には全国からたいへん多くの地方議員の皆さんが参加して居られましたが、この大会を単なる勉強会とすることなく、学んだことを如何に実践するかが極めて大切と考えます。