台北経済文化代表処を表敬 | 並木正芳オフィシャルブログ Powered by Ameba

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 11日、


 白金台にある台北経済文化代表処(中華民国・台湾大使館)に、亜東親善協会の玉澤徳一郎会長はじめ役員の皆様と一緒に、馮寄台駐日代表(大使)を新年表敬致しました。


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馮大使は、


 「台湾では、1月14日に総統選挙が行われますが、馮大使の友人でもある国民党の馬英九総統が接戦ながら再選されるとの見通しである。

 

 政権が民進党に代わった場合には、大陸との関係に軋轢が生じ、経済にも悪影響を及ぼしかねないが、いずれにしても、国民の選択ではある。


 また、台湾のメディアでは、台湾からの女子留学生二人が殺害された事件に関心が高く、容疑者の台湾留学生が任意同行中に自殺したことは、責任云々ではないが、治安が世界一良いと言われている日本で起き、残念なことと捉えている。

 留学などにも影響が無いようにして行きたい。


 オープンスカイにより台湾からの航空直行便が日本の地方空港にも参入し、ますます交流が拡大することを期待している。」


などと語られました。


 玉澤会長からの、

「大陸との間の平和協定はどう進むのか。あまり前のめりにならないほうが良いのではないか。」との質問に対し、「平和協定は、日中間でもあり台湾と中国がたとえ結んだとしても、大陸側に取り込まれるようなことは無い」と答えられました。


 私からも、

「中華人民共和国も急激な経済成長の中で賃上げなど様々な問題が生じ、今後民主化の動きはますます加速するであろう。軍事的には日本も警戒しているが、何よりも大陸の秩序ある経済成長と民主化のためには、台湾のソフトパワーが必要であり期待している。」と述べると、大使からは、「まさに台湾の誇るべきは、そのソフトパワーであり、大陸からも一年に160万人を超す観光客が訪れ、現在も台湾の総統選挙を目の当たりにしているが、ネットなども含めて台湾の影響が及ぶと考えている。」と答えられました。


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 表敬は、約一時間に及び和やかに歓談しました。


 私は、日本の大陸中国への進出は、中国人のやり方に精通する台湾を介することも必要との持論であり、今後そうした観点からも、日本と台湾・中国との関係を促進して行きたいと考えています。