こんにちは!並木かつみです!


東久留米市議会も各議員の質問が終わり、委員会審査に入ってまいります。


大きな争点は、まず、イオン誘導に関する、馬場市長の姿勢です。

続いて、東久留米市の財政をどのように捉えているのか!?という市長の認識です。


これらは、今後のまちづくりにとても重要な要素を含んでおりますので、馬場市長の姿勢や認識がとても影響されることになります。


また、これらの課題をどのようにクリアしていくのか、市政を進めていくのか、リーダーとしての力量がとわれております。


イオン誘導に関しては、野島議員の質疑の中でも明確な道筋は明らかになっておりません。http://www.h4.dion.ne.jp/~nojimax/opinion_2005_8.html

市民検討会の要望事項をすべて事業者側に伝え、現在回答待ち・・・ということでなんら進展はされていないようです。


年度当初、イオン誘導に舵を切ったものの、ここでも市長自らの意向は示されず、市民による検討会をへて、その要望事項を事業者側にのませて手続きに入る・・・というシナリオです。


しかし、ここでいくつかの疑問が生じます。


一つは、馬場市長が選挙時のスローガンとして掲げておられた、市民合意はまったく機能していない点です。


市民の検討会には反対されていた方は参加されず、市長サイドが一方的に指定した枠組みの中から出されており、ごく一部の市民の声であるという点です。


そして、その検討会がどのような基準で議論がされたのかはわかりえませんが(熱心に議論はされたと思いますが非公開のため・・・)まとめられた要望が地域のみならず市全体にとって有益なのか?本来ならばもっと精査されてもよかったのではと感じます。

私ならばパブリックコメントで全市的な意見を吸い上げたと思いますが、馬場市長はそうするわけでもなく、そのまま事業者側に伝えられております。


さらに、市長として、事業者側と膝を合わせて解決策を協議するわけでもなく、単なる回答待ち・・・ということに、絶対権力を持つ行政のトップリーダーとしての無責任な姿勢を感じてしまいます。


役所には許認可権や指導といった大きな権力があります。


いわば市民も事業者も役所とは関わりを持ちながら生活が営まれているわけであります。


そのトップリーダーが事業者側に提示した要望書は指導的なものであり、絶対的権力の前においては、命令に匹敵する行為と捉えられる場合もあります。


イオン誘導を推進する!と意思表示はしたものの、そのような要望事項というかたちで事業者側に要望を出された以上、中途半端な幕引きは出来なくなってしまったのではないでしょ言うか!これまた不明確な行為のため、この先の展開がまったく読めません。


リーダーシップと市民合意が相いれない時は、自ら汗をかき自らの想いを伝え、真剣に取り組み努力することで一体となり、やがてベクトルは同じ方向を向いていくものと思います。

馬場市長には残念ながらそのどちらも欠けてしまっているように感じます。

とても残念なことです。


無駄に時間を浪費することは東久留米市にとって大変なマイナスです。

気持ちの入れ替えを望むものです。


次に、財政についての認識です。

すでに宮川議員のブログで明らかになった23億円の不足の問題について過去のブログでも紹介はさせて頂いておりますが、その認識具合が大きな問題になってまいります。http://www.toyofumi.com/cgi-bin/note/note.cgi


馬場市長は議員時代に財政危機という表現は心配を煽るものだと批判され、民営化など多くの行革に反対された来ました。


その考えが今日もあるのかはわかりませんが、厳しい財政にもかかわらず行革を推進する姿勢は見当たらないようであります。


結果的に、大道幼稚園跡や旧保健福祉センターなどの公有地を売却し、その場しのぎのつじつま合わせを行う考えが示唆されております。


今は売却できる資産があるから助かっても、何の対策もせずに24年度を迎えてはその反動は衝撃的なものとなるでしょう。


2年かけてでも贅肉をそいでいれば、少しは緩和できたかもしれませんが、すでに1年は行革をせずに浪費してしまっております。


残された時間はありません。


人件費も削らず、このまま何もしなければ、

23億円もの事業をやめるか、市民負担を求めざるを得ません。


その激変は市民生活に一気に押し寄せてくるわけであります。


そこにも市長のリーダーシップが求められ、力強いビジョンを市民に訴えかけ、厳しくとも財政再建を進めていかなければならないのです。


その認識が馬場市長にあるのか?財政危機宣言では駄目だと言うなら、財政健全化宣言でもかまいません。


今一度、庁内一丸となって東久留米市の財政を立て直す気概を芽生えさせてほしいものです。


私は今、残念ながら傍観するしかありません。


こんな時だからこそ、組織を奮起させるよう、リーダーの熱い気持ちをぶつけるべきです。


市長にはその熱い気持ちを持ってほしい!


テクニックやディベートなどではない、信念と熱い心が大切です!!!