タブーを超えろ
前原国交相の言動に注目している。
具体的には、八ツ場ダムの問題、ここ最近浮上した羽田空港のハブ化の話などだ。
これまで「タブー」とされ、避けられてきたテーマに切り込んでいる。
「タブー」を「タブーだから」という理由で採り上げてこなかったこれまでの
政治を比べ、大変勇気のある、素晴らしい姿勢だと思う。
タブー視されていても、時間の経過とともに状況は変わる。
原点に立ち返って見直すことは、会社経営にも繋がることだと思う。
勿論、ダム周辺の住民、成田空港の関係者、近隣住民などの当事者にとっては
様々な思いがあることだと思う。
しかしながら、国政は国家の視点で判断しなければいけない。
他方、地方の利害については、地方の政治家が代弁し、国政と折り合いを
つけていく、これがあるべき民主政治の姿だと思う。
これまでの政治家、つまりは、自民党の政治家を指すことになるが、
国会議員であるにもかかわらず、地方の利害を優先しすぎていたように思う。
かつては、地方の発展がイコール国の発展に繋がり、そこに矛盾は
生じなかったのかみしれないが、経済が成熟期を迎えた現在では、
根本的に考え方を変えなければならないと思う。
現政権には、硬直化した、形骸化した仕組み、ルールをどんどん見直して
いって欲しいと強く思う。